終戦から79年･･･平和の尊さを噛みしめ感謝すると共にこの平和を守る為に学び考え努力してゆく大切さを改めて。
私の母は昭和19年生まれなので戦争の記憶は無い･･生後間もなく空襲で生き埋めになり近所の人がツルハシで瓦礫をどけて助けたが左耳の聴力を失った。
祖母から聞いた戦争体験もそう多くは無く祖父が焼夷弾の破片で大ケガをした事と配給制度で食べる事が困難やった事ぐらいでその他の戦争の悲惨さは恐らく「はだしのゲン」や「火垂るの墓」で実感している。
「はだしのゲン」は実写映画も見たし学級文庫でも読んだので多角的に描かれている戦争の恐ろしさ愚かさ･･軍国主義の恐ろしさ･･思想統一の恐ろしさをリアルに感じられる作品やと思うのですが「惨いから」と最近は学校から排除されているそうやね
あのエグさグロさ恐ろしさリアルさこそが何よりの教育材料やのに嘆かわしい話よ。
大人になってから見た「月光の夏」という映画。
音楽家を志す青年たちが特攻隊員として召集される･･これはもうかなり心にきた。
当時職場に女が私だけという時期もあり･･この同僚や後輩達のような男子達が戦争の為に死んでいったのかと思うと悲しさと怒りと色んな気持ちが込み上げた。
職場でバカな事言うて爆笑したりピザ買うて皆で食べたり･･どこの大学を受けるとか就職先をどうとか将来を語れる平和って素晴らしいなと改めて感じたものです。
他に覚えている話と言えば母方の祖母の弟が戦争から帰ってきてヒロポン中毒でえらいこっちゃった事と終戦後の因習深い排他的な疎開先での貧しい悲惨な暮らしの様子ぐらいか･･戦争を知らない田舎の民の疎開者いじめはなかなか凄惨やったみたいね。
私ら世代はもう完全に戦争を知らない･･･けど自分が聞き知った範囲で想像する範囲で娘らには戦争というものを伝えては行きたい。
これからは起こす戦争ではなく侵略により始まってしまう戦争である事と侵略戦争をしなくても
日本が侵略されている現実も語っていく