今回は、ダンパーの減衰力とバネレートの関係で


どういうフィーリングになるかです


パターン1


ダンパーが硬い バネが硬い時のフィーリングです


ダンパーが硬くて、バネが硬いということは


バネが硬い=地面からのショックを吸収しにくくなります


つまり、路面からの入力に対してそれほどストロークすることもないので


ごつごつしたフィーリングになります


そこに、硬いダンパーの働きをするということは


ストロークしないバネをさらに地面へ押し付けようとするので


タイヤがはねてグリップしづらくなります


パターン2


ダンパーが硬い バネが柔らかい


この場合は、バネだけで考えれば地面からの入力に対してしっかり反応しますが


ダンパーが硬い=縮みにくく、伸びにくくなので


バネが縮もうとしてもダンパーはその動きを封じてしまうので


妙な突き上げ感を感じて乗りづらく感じます


また、車高の変化した時も、バネの柔らかさで戻りづらくなってしまいます


パターン3


ダンパー柔らかい バネ硬い


バネが硬いので、地面からの入力に対しては強いので


縮みにくいのですが、ダンパーが柔らかいので


車が揺れだすと、ダンパーがバネの動きを抑えようとする力が弱いので


車が安定せず、走行安定性が悪くなります


パターン4


ダンパー柔らかい バネ柔らかい


1番考えやすいと思いますが


バネが地面からの入力に対して柔軟に動くのに、


ダンパーがそれを制御しようとしないので、車がグニャグニャして


落ち着かない車になり、ロール量が大きくなります


デメリットづくしでしたが、デメリットを頭に入れておけば


車のセッティングも考えやすくなると思います


自分はそれの手助けになればいいなぁ~と思っています