向研会2019.9月セミナー | 大條充能オフィシャルブログ「熱いぜ!大條充能blog」Powered by Ameba

向研会2019.9月セミナー

 

本日、向研会に参加した。
本日のテーマは「フランスの研究」、
講師は大前先生だった。
僕のイメージはフランスといえば、
年間8000万人のインバウンドを集客する
世界NO1の観光大国だった。
その意味で日本のロールモデル国と考えていたが、
それをこえるロールモデル国だと改めて認識した講義だった。
ポイントは2つ。
一つ目は、
少子化に対するフランス政府の政策力。
日本政府は第1子も第2子・第3子と子供が増えても
援助される金額はほぼフラット。
フランス政府は第1子の援助金額にたいして、
第2子は2.6倍、第3子は4.6倍と子供が増えれば増えるほど
家計は楽になるという仕組みになっている。
これによってフランスの出生率は2.0となった。
出生率の改善には戸籍を撤廃が大きな要因だったことも勉強になった。
まさに、日本政府のロールモデルだ。
二つ目は、
フランスを代表するプログラミングスクール「Ecole42」。
IT実業者がポケットマネーで設立したスクールで、
教科書無し、教員無し、学費無し、というユニークなスクール。
プログラミングされたPCでそれぞれが勝手に学び、
分からないことは学生同士が教えあう。
学生期間中にプログラミングのアルバイトをし、
年間5万ドル稼ぐことができ、
卒業すると年間15万ドル稼ぐ力がつくようだ。
日本はエンジニアが圧倒的に不足している。
政府に頼らず、IT実業者がこのようなあたらしい発想の
スクール(私塾)を設立することでIT力を高めることが可能だ。
まさに、日本のロールモデルだ。
最後に、
インバウンド向けサービスを提供する当社のDeepJapanは、
フランスのインバウンド政策はとても参考にしている。
今日も有意義な勉強会だった。
熱いぜ!