自然と歴史

ニジェール川が中央を南流し,下流にデルタを形成。海岸付近はAf気候,内陸はAw気候,北部はBS気候。かつて奴隷海岸と呼ばれ,19世紀にイギリス植民地に。1960年独立。67~70年のビアフラ戦争で大量の餓死者が発生。1991年に首都をラゴスからイスラーム勢力とキリスト教勢力の中立地帯であるアブジャへ移転。

 

産業と現状

アフリカ第一の産業国でOPEC加盟。油田はニジェールデルタに集中している。根菜類やカカオ・落花生の生産が多い。石油収入による工業育成をはかったが,累積債務に苦しむ。ヨルバハウサイボなど,250もの民族が居住する多民族国家で,人口はアフリカ最大。1999年新憲法を制定して連邦共和制が復活した。