自然と歴史

北東部にヌビア砂漠。国土の中央を南北に貫流する白ナイルとエチオピア高原から流れ込む青ナイルがハルツームで合流する。古代エジプトの影響を強く受けた。1956年にイギリス・エジプトの共同統治から独立。アフリカ最大の国土をもっていたが,スッドと呼ばれる湿地を含む南部が2011年に南スーダンとして独立した。

 

産業と現状

ナイル川沿岸は肥沃な穀倉地帯。北部のイスラーム勢力と南部の非アラブとの内戦や経済制裁を受けて,1990年代にほぼ経済破綻状態になった。中国系企業が進出して石油開発,南部の産油地と紅海を結ぶパイプラインが建設された。レアメタルの埋蔵も期待されているが,資源は分離・独立した南部に偏在している。