自然と歴史

インド半島の南東部にあるセイロン島が国土。全土が熱帯気候下にあるが,中央部から南部は山岳地で,モンスーンの風向きにより降水地域が季節で変わる。1796年にイギリスの植民地となる。1948年に英自治領セイロンとして独立。1972年にスリランカ共和国として完全独立。大統領制を導入し,1978年から現国名になった。

 

産業と現状

稲作が中心で北部では溜池灌漑が行われている。世界的なの生産地。工業化を進め,繊維製品が最大の輸出品。1956年にシンハラ語のみを公用語に設定し,多数派の仏教徒シンハラ人を優遇する政策に少数派のタミル人が反発し内戦に。1988年にはタミル語も公用語に。2009年に対立していたタミル人武装組織を政府軍が武力抑圧し,内戦終結