居場所がなかった


家に帰りたくなかった


でも、ひとりは寂しかった

だからって選んだ道



それほど好きでもない相手との結婚




同棲を始めた


たぶん、その人と一緒にいたいからじゃなくて

母親から逃れたくて。


自分でもその気持ちには気付いてたし

結婚はやめようと何度も思った



そんな気持ちで結婚を決めるなんて、相手に失礼だって。



なのに……


断れなかった


それは、彼があるものを犠牲にしたことを知ったから。

ずっと仲のいい親子だと

まわりからも言われてた


何でも話して

力になってくれて。



でも、その関係が壊れたのは

わたしが母にすべてを話すことをやめたから


家に帰るのが遅くなる理由

誰と会うのか

どこにご飯に行くのか

何を食べて、それからどうして、

母は全部聞き出したかった

話してほしかったんだと思う

でもわたしはもう社会人

そんなことを事細かに話すほど

親の管理下におかれたくなかった



そして母がとった行動…

何をどう調べたのか

当時付き合っていた彼の職場に電話

「うちの娘を傷つけないでください」


そんな行動が続いて

わたしは家が嫌いになった。

長い時間を一緒に過ごした彼と別れて

彼の存在の大きさが

痛いほどわかった。


でも

一度できてしまった溝はなかなか埋まらない

埋めようと試みてはみたけど、人の気持ちはそんなに簡単にも都合よくもいかない


寂しさを埋めるように

第2回モテ期。


就職してから出会った同期や、職場の先輩


ご飯を食べに行ったり

遊びに出かけたり


でも、違う。。。


恋心は生まれない

一緒にいたいのは、あの人なんだって。


その頃から、母親の行き過ぎた行動が始まった