センス・オブ・ワンダー(新潮文庫) Kindle版

「自然は制御できないもの、けれど驚きと不思議に満ちている」


『月まで三キロ』を読んでいるとき次の本を探してました。
そんな時、ふと目に留まったのが「センス・オブ・ワンダー」です。
『沈黙の春』で環境保護に先鞭をつけた女性生物学者、レイチェル・カーソンが遺した世界的ベストセラーと知り、その功績を読んでいると、なぜか目頭が熱くなって自然がとても愛おしく感じられて、読んで見たいと思いました。

読み始めると物語ではなく、中々本の中に入り込めず、ついCopilotに尋ねてみました。
「この本は物語ではないようで自然と出会ったことをありのままに書きつづられていて最後までそんな感じでしょうか?」

回答はこうでした。
『センス・オブ・ワンダー』は物語ではなく、レイチェル・カーソンが甥のロジャー少年と自然の中で過ごした時間をもとに、自然との出会いと感性の大切さを綴ったエッセイです。最後までそのトーンは変わりません。
また自分の感性が主役になる読書だと言われました。

私が今まで読んできたものは主に物語でエッセイは初めてでした。
それは、静かに本の世界に溶け込むことが出来るか試されている感じでした。

感覚を研ぎ澄ませて読み進めると、数ページでエッセイは終わり、あとは訳者あとがきと作家の方々の解説。
それでも、最後まで読み切りました。

これまでの読書でも、電車の中で周囲の音が消えるような瞬間が何度もありました。
このエッセイも、自然の中で、もう一度、深く読んでみたいと思います。

実はこの本を読んでいる最中、身近な自然との関わりを思い知らされる出来事がありました。 庭で育てているレモンの木に青虫が多く、保護のためネットを張ったところ、高温で蒸れて木が枯れかけてしまいました。
ネットを外すと、今度は青虫が異常に繁殖し、葉はほとんど食べ尽くされてしまいました。
自然と共に生きることの難しさと、思い通りにならない命の営みに、『センス・オブ・ワンダー』を感じました。

 

本の冒頭のイメージを描いて貰いました。
ChatGPT Image 2025年9月13日 22_34_20