ドン・キホーテから4カ月、「眩」、「ふぉん・しいほるとの娘」、「月まで三キロ」、「センス・オブ・ワンダー」そろそろ海外の旅に出たくなりました。
ヨーロッパの歴史小説は沢山読みましたが、ずっと気になっていたのがトルコです。
いつもヨーロッパと戦ってきたイスラム世界の覇者、オスマントルコ、キリストの反対側が見たくなりました。
以前読んだ塩野七生さんの「コンスタンティノープルの陥落」や「ロードス島攻防記」を反対側から見れる『シナン』を選びました。
これは戦記物では無くてアヤソフィアを超えるモスクの建設する物語です。
最近、戦記物は少し距離を置いているのでベストの選択だと思いました。
シナンがキリスト教徒からイスラム教徒に改宗してイェニチェリとなり戦争の中で建築を学び色々な人と出会う物語です。
宗教に拘りを持たず冷静に物事を考えられ、目標に向かって前に進む力が運を呼んでいるように感じました。
アヤソフィアを見たときに「神のための寺院でありながら、あそこには神がいないのだ。」
その後、シナンが言った「神が見えない」が特に印象に残りました。
いつも無智で恥ずかしいですが、実を言うとこの上巻を読んでいて「アヤソフィアを超えるモスク」をまだ知りません。
下巻を読むまでは、あえて調べずにその感動を残して置くことにします。
また以前はイェニチェリに対して、残虐な精鋭という悪いイメージを持っていました。
でも、シナンのような人物もいたと知り、歴史の見方が少し変わった気がします。
夢枕獏さんは今回初めて読む作家さんで良く知りませんでした。
調べると『陰陽師』など幻想や霊性、歴史ファンタジーが多いと有りますがシナンは詩的で、哲学的に感じます。
お顔を拝見すると、穏やかで柔らかな雰囲気の方で、作品の静かな深みが伝わってくるようでした。
「陰陽師0」がAmazon Primeが有りましたので見てみたいと思います。
「アヤソフィアを超えるモスク」が完成したのは87歳ですからまだ先ですがその壮大な旅路を下巻で追いかけるのが今から楽しみです。
読み終わって、完成した写真を見たいですね。
若き日のシナンが初めてアヤソフィアの天井を見上げている瞬間、そこには、まだ見ぬ未来のモスクが静かに芽吹いていたのかもしれない。
Copilot作
「この瞬間から、彼の建築人生が始まった――」

