ランボー 最後の戦場 (2008) RAMBO

監督・脚本 シルベスター・スタローン


まさか、ランボーで感動するなんて思ってもいなかった私。


何をいかに撮るか、

または、どう見せるかわかってやっている。

いらないところはとことんそぎ落とし、必要なシーンとシーンをテンポよくスピーディーにつないだ

アクション映画の究極の形。


前半の寡黙な、あまりにも寡黙なランボー。

でも、人々が話していることは、聞いていないようでいて、本当はしっかり聞いている。

まだ物語りは動き始めていない。


ランボーが矢を放った瞬間から、ものすごい勢いで動き始める。

激しい雨の中、トラックで乗り込むときの緊張感。

ランボーのGOの合図で、トラックから闇の中に飛び降りおりる傭兵。

毒々しい煙の色。

雨が上がり、雲の隙間から満月が姿を出す瞬間。

朝を迎え、あふれる光光光。

もう闇に隠れることはできない。

ジャングルの中を走る、全力で走るランボー。

仲間の最大の危機を向かえ、ぶっ放す機関銃。

飛び散る肉肉肉肉肉。

高みに立つランボーの孤高。

どこをとっても素晴らしい。


最後の最後で故郷の家に続くながい道を歩いていくランボー。


あ~~~~~~~~~。

もっともっと観ていたかった。

これが最後なんて、すごすぎる。

スタローンは、なんてすごい境地に達したんだろう。


話なんて、どうでもいい。

見せてくれた、魅せてくれた映画。


ランボーを超えるアクションには当分会えそうにもないかも。


                                             sakura










映画と過去形、未来系。



映画の画面とは常に「現在形」でしか在りえない。

映画には「過去の画面」も「未来の画面」も絶対に存在しない。

映画とは徹底して「現在」のメディアなのである。


いわれてみれば確かに・・・そうだ。

いわれるまで気がつかなかったわたしって、

相当のばか・・・。


まだまだ修行が足りないなって思う。


                                sakura


HERO (2002)

監督・脚本 張芸謀 (チャン・イーモウ)


時間 90分


王妃の紋章に引き続き、またもやチャン・イーモウの作品です。


オープニングの中国の武士たちが馬に乗って駆け巡るシーンは、

動的な美しさがあり映画的。

チャン・イーモウらしい鮮やかな色彩の数々。

何より魅力的だったのは、風の使い方、水の使い方。

風になびく布、衣、髪、舞い上がる葉 や 鏡のような水面、透き通った冷たい水の感覚、雨だれが落ちる触感。

五感に訴えかけてくるような映画だった。


CGと実写をうまく使い分けているところもさすがチャン・イーモウ。


sakura