2024全日本ジムカーナ土砂降りの第3戦で2つのクラスでカーボンLSD車が優勝! | ATSオフィシャルブログ

まずその実写映像を2本

 

 

 

 

BC3クラスとPN4クラス。ともに僅差の優勝でしたが、若いドライバーが大御所の剛腕ドライバーさん達に勝っているところが重要です。BC3クラス優勝の一色健太郎ドライバーは昨年の第1戦もてぎでも土砂降りの中でブッチギリで優勝を決めた実力があるドライバーですし、PN4クラスの奥井優介ドライバーも速さで定評のある若手です。

20年も前からこの特徴を知って多数のユーザーさんからの雨天でメチャ速いという驚きの情報を多数得て自信を持ってウエブやカタログで大いに宣伝してきた経緯がATSにはあります。だからこそ「この勝利はカーボンLSDの勝利である」と自信を持って高らかに雄たけびを上げることができるのです。

 

もちろん、カーボンLSD以外にも多種多様な部品やその仕様の選択・調整・改造そして運気、それらが引き寄せ得た勝利であることは疑う余地はありません。だからこの2台のサポートメーカーさん、いっしょに大いにこの勝利を祝い宣伝しましょう。

 

では、カーボンLSDだとなぜヘビーウエットでも速いのでしょうか。(速いと言ってもドライ路面よりもずっと遅い速度ではあるとお断りしておきます。)

多くのユーザーさんのお話からしますと、「ヘビーウエット路面でいつも走っているように慎重に走っているだけなんだけど、なぜか周りの車がみんな遅く走っているように感じてしまう。それで無理しなくても抜くことができる。」ということです。

これを基に速さの原因を考えると、

1.イニシャルトルクが高いのでタイヤのグリップの有無を敏感に感じ取れる。

2.アンダーステアが少ないので急激なスリップのきっかけが少ない。

3.急激なデフロックが起きないのでスリップのきっかけが少ない。

ということになると思います。

「思います・・」というのは少々弱い発言ですが、私自身はこのような危ない走りを比べる勇気がありませんので、3つの原因は、お客様の感想やレース観戦、リザルトなどからの推測と勘ピューターで導きだしたものであります。

 

話は飛びますが、昨年か一昨年に、レッドブルのフェルスタッペン選手がレース中にスリップして360度旋回して元に戻って再加速したことがありましたが、あの走りはカーボンLSDのなせるワザだけどなあ・・・と勝手に推測しております。あくまで勝手な妄想でございますが。