クイックチェンジ用LSDについて | ATSオフィシャルブログ



最近、D1GPやFDJ参戦中のチームやドライバーからクイックチェンジ用LSD破損の話をよく耳にします💦

実際に壊れたLSDを確認すると非常に激しく破壊されています😱

ATSでは過去にドリフトとは別のカテゴリーでこのような破壊を数多く?経験してきました😅

その壊れ方を確認すると「ピン」と来ます。クイックチェンジ用LSDが今後スプール(デフロック)に置き換わるかもしれない雰囲気も感じられるので、破壊原因を推測し勇気を出して対策をご提案させていただきます💁

このような激しい破壊は、エンジンパワーをサイドブレーキ等で瞬間停止させようとすると発生する可能性が高いです。このLSD破壊に対するATSの技術的な見解としましては以下のとおりです。

間違った方向に対策が流れていくとマシンの戦闘力低下やコントロール性能が大きく落ちます。ご参考になれば幸いでございます😊

1.壊れ方を見ると、これはエンジンパワーとサイドブレーキ力がLSD内で衝突して起きています。永年の経験から分かります。

2.左右両軸がブレーキ(ロック状態)されるので衝撃の逃げ道がなくファイナルギアつまりエンジンパワーと衝突します。

3.対策としては、極論ですがサイドブレーキを使わないか、クラッチをしっかり切ってからサイドブレーキを引くことです。

4.サイドブレーキを引くと自動的にエンジンパワーを間引く?などして駆動力をできるだけ落してみるなどはどうでしょうか?

5.スプール(デフロック)を使うと次にファイナルギア、プロペラシャフト、トランスミッションと壊れていきます。時間の問題です。

以上がATSとしての見解と対策となります💁

コースにもよりますが、昨今の最高峰ドリフト競技ではサイドブレーキでの進入が多いです。その為、上で述べたアクセル全開後のサイドブレーキを使わないという方法は難しいと思います。クラッチをしっかり切ってからサイドブレーキを引くのも、ドライバーとしては「サイドを引く際にクラッチを切る事は当たり前の事であり、今更?」と思われるかもしれませんが、ドライバーはクラッチを切っているつもりでも、実際はクラッチが切り切れていない事も考えられるので、レース前にはクラッチを点検、メンテナンスする事が重要です👍

エンジンのハイパワー高トルク化、幅の広いハイグリップタイヤなどが当たり前になっているドリフト競技ですが、駆動系パーツにも大きく負担が掛かっています。ノーマルのデフキャリアからクイックチェンジになった事で、ギヤ比選択が短時間で行える事や耐久性の向上というメリットもありますが、乗り方やメンテナンスを間違えるとクイックチェンジ本体やLSDが壊れてしまいます💦

重要なのは「チカラ(衝撃)の逃がし方」なのです😎

100%壊れなくする方法は出来ませんが、日頃のメンテナンスや乗り方、最適なLSDを装着する事で耐久性を上げる事が可能です☝️


スプール(デフロック)を装着する事で、デフ自体のトラブルは回避出来たとしてもリングギアやドライブシャフト、プロペラシャフト、トランスミッションへの破損に繋がります。さらにドライバーにはマシンコントロールが難しくなり、思うようなラインを走る事が出来なくなります。特にウエット路面では暴れるマシンのコントロールに全神経を使い、ゾーン不通過やDOSSの得点を取るのも困難となるでしょう🥺

ATSのクイックチェンジ用カーボンLSDは以前にも述べましたが、その特性として差動を受け入れる事が出来るLSDであり、上手くチカラを逃がしつつ強力なトラクション性能を発揮出来るLSDです✨






常勝チームはドライバーのテクニックは勿論ですが、そのドライバーが安心して乗る事が出来るマシンにはATS製カーボンLSDが装着されております💁

是非ご検討下さい👍

ATSにはドリフトに精通したスタッフがいますので、お気軽にお問合せ下さい🙋

長文を読んで頂きありがとうございました🙇

クイックチェンジ用カーボンLSDのタイプは以下の通りです💁