こんにちは。健康と美しさについて足元から整える柔道整復師・シューヘルスアドバイザーの藤野千枝です。
靴選びのアドバイスを仕事にしている私が、さて自分の身内にはどんな靴を選ぶのか、皆様のご参考になればと思いブログのネタにさせて頂いた昨日の続きです
【後編】では、実際に届いた靴を詳しく見ながらポイント解説をしていきたいと思います。
ところで私、実は母用に靴を購入した時点で、母の足のサイズをまだ把握できてなかったんですガビーン
苦肉の策というか、私の足のサイズを参考に(それよりちょっと小さかったハズ!と思いながら)"勘で"選びました。
はい出ました。『幅広・ゆったり』表記
今回は母が厚手の靴下を履く可能性もあって、またヒモ靴ということも考慮して、【3E相当】でも一応OKにしました。
でも皆さんは覚えておいてください。
幅広の靴が「あしに優しい」とか、「ラクに履ける」なんて大ウソです。
自分の足のサイズよりも太い靴を履くと、靴の中で足が前滑りして、靴の狭いトゥボックス(靴のつま先部分)に足の指が突っ込んで痛みの原因になります。
前滑りしないようにするには、ピッタリのサイズを履くか、今回のようにヒモで調整するのが良いです。
カカトを支えるように、内側から外側へグルっとU字型(オレンジの部分)に芯が入っています。これを『カウンター』といいます。(写真は内側部分だけ)
靴の半分くらいまである長いカウンターは『ロングカウンター』といいます。
もちろん『ロング』の方がカカト〜足の真ん中の骨格までを支えてくれるので、靴の機能としては安心です
あれ?シャンク入ってない?
シャンクの説明、良かったらご覧になってください。
上の写真靴の後ろ2/3(赤いライン)がグ〜〜っと湾曲しているんですが、要するに靴の背骨の役割をする『シャンク』が恐らく入っていないです。
(入っていれば、湾曲せずに「本来曲がる所」付近を起点に、まっすぐになるはず)
もしくは入ってても、鋼ではないので背骨の役割が果たせてないと思います。
でもOKです
なぜかというと、今回選んだ靴は靴底に適度な厚みがあったので、思ったより湾曲し過ぎない感覚だったからです。
悪い例にして申し訳ないんですが、これ酷すぎるでしょう??
ヒモでどんだけしっかり締めても、靴底がやわやわ過ぎて、すっっっっっっっごい疲れる靴でした。
仮にこれぐらい曲がっちゃう靴を今回購入してしまってたとしたら、諦めて違う靴を探したと思います。
重ね重ね申し訳ないけど、「悪い靴」の例としてまだ靴箱に残しています
上から見ても小指が薬指の下へ入り込んでいるのがわかります。
靴の狭い部分に突っ込んでしまっているからなんですねぇ。
①靴のカカト部分に、足のカカトをしっかりバックさせます。
②カカトは着けたまま、つま先側を浮かして、この状態でヒモをしっかり締めていきます。
※スニーカーを履きながらのデスクワーク中心の方は、しっかり締め過ぎると座りっ放しでふくらはぎの筋肉が稼働しないので、血液が溜まって痺れてくる可能性があります。
用途に応じてご注意を
買う前に重視したポイントと、見た目で得られる情報を【前編】で、
実際手にとってみないと判断しづらいポイントを【後編】でお話しさせていただきました。
靴で『シャンク』や『カウンター』が入っていないものは実は結構あります。
なぜかというと、軽量化&コスト削減のため・・・。
しかし本来は意味があって入っていたもの。
用途や足の筋肉量に応じて靴は選ぶべきなんです。
コロナの休業要請が明ければ、「新しい生活様式」を取り入れながら、大阪中津での仕事を再開したいと思っています。
スニーカーからパンプス、ハイヒールなど、あなたの「履きたい」を応援します。
最後まで読んでいただきありがとうございます