《ミスターMC》広く細かに張り巡らせ | 語部屋

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~かたりべや~  表現集団ATPの「かたりべ」こと、横溝大希が綴る叙事詩です。

『ミスターMCのパンドラ裏話コーナー』

※あくまでもイメージです。劇中の同名キャラクターとは異なります。

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皆様こんばんは、ミスターMCです。


本日は、詰め稽古2日目。



先ずは『天使に恋物語を』で、昨日付いた演出の確認を行いました。

これには、欠席者への伝達の意味も含まれております。

常に全員が揃って稽古が出来るとは限りませんので…。


次に『フル・スカーレッド』を全員で。

今までこの演目は、メインとアンサンブルに分かれての稽古が多かったです。

本日は、それらが1つにまとまりました。

これにより、一通りの形が整いました。

今後は、細かな演出が加わる予定です。


続いては演目転換を。

稽古場の広さが十分にあった為、実寸に近い配置をしました。

それに伴い、道具の処理や待機場所の確認なども意識しながら行いました。

小道具や装飾などをおそろかにしますと、「必要な時に、在るべき場所に無い」という事が発生しかねません。

特に、シーン毎に抜いて稽古するとなると、それらの前後に整合性が取れているかも重要になります。

物理的な問題と言うのは、発見が遅れる程、対処が大変になるものですから、今の内にその芽を摘んでおきたいものです。


最後は、演目毎に分かれて詰めました。

各演目において、重要なシーンやキーパーソンが存在します。

もしそれらの練度が低かったらどうでしょうか?

クライマックスで盛り上がりに欠けたり、印象を残すべきところで役目を果たせなかったりと、良くない事になるのは明白でしょう。

そこで、全体で行う稽古では行き届かない、その大切な部分を補いました。



本日までで、『天使に恋物語を』『フル・スカーレッド』『cache-cache』が一段落しました。

しかし、お客様にお見せする為には、まだまだやるべきことが残っています。

その最大限の仕事の……はじまり、はじまり。