《ミスターMC》当たり前の難しさ | 語部屋

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~かたりべや~  表現集団ATPの「かたりべ」こと、横溝大希が綴る叙事詩です。

『ミスターMCのパンドラ裏話コーナー』

※あくまでもイメージです。劇中の同名キャラクターとは異なります。

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皆様こんばんは、ミスターMCです。



年が明けました。
皆様は年末年始、如何過ごされましたでしょうか?
パンドラメンバーは、それぞれ思い思いの日々だった様です。


新年最初の稽古。
本日より、演者が台本を覚えてきている事を前提に進みます。

そんな今日は、全体台本とフルスカーレッドを、頭から順に動きを決めていきました。

手に台本を持たない状態での稽古は、実に合理的。
今まで片手が塞がっていた事で出来なかった動きやイメージが出来る様になるからです。

台本を覚えるのは当然の事ですが、演者にとっては難儀なものでもあります。

感覚的には、自転車の補助輪を外した時の様なものでしょうか。
頼れたはずのものが無くなる訳ですから…。
慣れるまでは人によって、芝居がおっかなびっくりになってしまう事もあります。
今日の稽古でも、誰かが「テスト前の風景みたい」と、こぼしていました。

ただ、こればかりは『個々の努力』としか言えません。
当然の事だからこそ、しっかりとやっていきたいものです。



今後の稽古でも、次々に演出が決まっていくことでしょう。


しかし各々に都合がある以上、全員揃っての稽古というのは、なかなか難しい事だったりします。
とは言え、そんな状況だとしても、本番までの刻限があるからには何とかしなければなりません。
演出や動きを分かっている人間が居るならば、欠席などで分からない人間はそれに合わせる事が出来るというもの。

兎にも角にも、今出来る最善を尽くす他には、選択肢はありませんから―。

目的地へひた走る、その……はじまり、はじまり。