WARDS×WORKS 8 | 語部屋

語部屋

~かたりべや~  表現集団ATPの「かたりべ」こと、横溝大希が綴る叙事詩です。

今週も、演出家:島崎敦毅(しまざきあつき)さん 主催【表現演技研究所WARDS×WORKS】に参加してきました。



今日のワークスで私がテーマにしたのは、語りやナレーションについて。
それを演出家の島崎さんから、指示やアドバイスを貰い行いました。

先ず取り組んだのは、早口で喋る人達に着目する事でした。


ニュースキャスター・実況・DJ・落語家・ラッパーなどなど。
早口ながらも、的確に伝える事に特化した方々。
それらの共通点や違いなどから、語りやナレーションについて考えました。

その後は、間や速度の変化を付けずに台本を早口で喋りました。
的確に喋るだけでなく、単調にならない為にはどうすべきか?
単純なテクニックに頼るなら、『声の大小や高低を意識して重要な言葉を立てる』でしょうか。

しかしこれだけでは、普段と変わらず研鑽の場とは言えません。

次に取り組んだのは、冒頭で触れた職業の物真似。
それぞれが、伝える為に何をしているのかを考えました。

更に次の課題は、誰の視点で喋るのか?
特に朗読ならば語りだけでなく、主人公・相手役・第3者・作者・お客様―。
実に様々な立場から、喋る事が出来るのです。


そして最後は、どんな印象を与えたいのか?
同じ言葉を立てた場合と立てない場合で、相手に何が残るのか―。
物語なら、情報や状況だけでなく伏線などを伝えたいでしょう。
それらの中から、より効果的で面白くする為にはどれを選択すべきかを想像しました。

台本の同じ台詞を、1つやったら次の段階と 繰り返し行いました。
勿論、最後は全てを複合して―。

とても難しく苦戦しましたが、今の自分にはない確かなものを感じました。


次の公演に向けて、これから特訓しなければ…。
会場にて、一味違う横溝大希に会える事をご期待下さい。