振り袖 | Timeless Hrglass

Timeless Hrglass

                              

成人式にバカ騒ぎをして新聞・テレビを賑わせる昨今

成人式って何?と思ってしまう



ノンフィクションの話


成人式がまだ1月15日だった頃のお話


彼女は両親の反対を押し切って大学に進学した

もちろん 親からの仕送りなどあるわけがない

当然 生活費・学費等 自分で稼がねばならない

専門職の大学だったため、参考書一冊でもとてつもなく高い

厳しい大学の授業を終えて 沢山のアルバイトをしていた

入学金等、最初に払うべきお金はバイト先の

「クラブのオーナー」に立て替えてもらった

お水・家庭教師などなど生きてゆく事に比重があった

大学の勉強等に追われると バイトが出来ない

バイトが出来ないと ご飯が食べられない、学費も滞納になる


毎日 カラダにムチ打って 勉強し働いた

そんな中 1月15日の成人式がきた

しかし成人式には出席できなかった


日頃の過労が祟って 入院先の病院で成人式を迎えた

その病院の少し先に成人式会場があった

窓の外を見ると 赤い振り袖、白のストールを身に纏った姿があった

人は人と常に考えていたが 知らず知らず 涙がこぼれた


感傷にふけっている場合ではなかった

入院費用の支払いに貯金通帳との睨み合いが現状だった

入院生活は半月にも及んでしまった


ある日「○○さん~、お電話ですのでナースステーションまできて下さい」と

初めて母親から電話がきた

入院している事を知っていても一度も来てはくれない母親からの電話

嬉しかった

点滴を引きずりなから 急いで電話に向かう

優しい言葉を掛けてくれるものだと信じて疑わなかった


「弟が進学するから、アンタお金ない?」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


全身のチカラが抜けていく想いだった、自分の入院費もギリギリ

「いくら足りないの?・・・手伝うよ」・・・・・・・・・・・・・・・・・

母親から カラダの事は一切気遣ってもらえなかった

ただ「手伝う」という言葉を聞いたとたん電話は切れた


彼女の夢は「振り袖を着ること」

そんな彼女もステキな男性が現れ 婚約をした

彼は彼女のそんな想いを知り

結婚式のお色直しに「振り袖」をチョイスしてくれた

衣装合わせで初めて着た「振り袖」

しかしその結婚はいろんな事情で消えてしまった


まだまだ「振り袖」着られますよラブラブ

今年 一緒に成人式に参加する?(笑)

限りなくサバをよむ

とことん図々しい微乳さおりでした・・・( ̄_ ̄|||)