柳沢厚生大臣の「産む機械」発言は、引き続き繰り返し
取り上げられた
少子化対策ならぬ人口政策とは何か
「産めよ殖やせよ、国のため」はよく知られた戦前の標語だが
時の政府は「人口政策確立要綱」なるものも閣議に決定している
太平洋戦争突入の1941年1月の事だ
個人のものの考え方を、国家があいまいで恣意的なものさしで仕分けする
そこには常に「排除」の論理が作動する危険がある
人口政策的な発想は、戦後憲法が掲げた
男女平等(24条)はもとより
個人の尊重(13条)と真っ向から衝突する
そのような発想とは縁を切ってもらわなければならない
政府にできる事はせいぜいひとりひとりの希望に寄り添う事だ、
という抑制的な考え方ならひとまず理解できる
しかし結婚や出産を選択しない人、選択できない人もいる
ひとりひとりの様々な生き方を等しく尊重する視点から見れば
考えどころである
事実婚の保護や婚外子差別の撤廃なども、
多様な生き方の自由な選択につながるだろう