優秀な係長が退職されて一年が経った頃、私達の営業所の所長が本社の部長に栄転されることになりました。
私を本当によく可愛がってくれ、営業所員皆に好かれていた人がいなくなるという事で、寂しく辛いものがありました。
そして本社から入れ替わりにきたのが、実力のある優秀な営業マンという営業係長が、新所長(課長待遇)として来られました。
同じ社内での移動ならそう違和感はないと思いますが、営業所というのは部長や社長という偉いさんもいなくて、わき合い合いとした家庭的な雰囲気の職場でした。
そこへやる気満々の新所長の登場です。今までと雰囲気が一変し嫌な職場となりました。
新所長が自分のカラーに染めようと一生懸命になればなるほど、皆との気持ちが離れていきました。
退職された係長の後をついで、主任から係長になられた先輩社員はさすがに間を取り繕う努力をされましたが、当の本人は自分が嫌われている、受け入れられていないということがもうひとつわかっていないようでした。
当然一人一人のテンションは下がり営業成績に響き、予算の達成が出来ない状態が続きました。