皆さんこんにちは!エートップ美容整形外科

イ・ハンジョン代表院長です。

 

鼻整形をする際、寄贈肋軟骨を使うことで鼻先が下がらず長く持続するという事を聞いたことがあるかと思います。

 

私も手術をする立場としてどの様なことが私のため、患者様のために最もいい選択になるかを常に悩んでいます。誰が見てもきれいな鼻のラインが生み出せることで手術結果に対する自信も生じ、患者様が喜ぶ姿を見たり感謝の言葉を聞くたびに医師になってよかったと思えます。

 

また手術が上手ければクレームを受けるストレスや患者様を満足させられなかったという思いに悩むこともないので、時間の許す限りどんな材料がいいか、どんな手術方法がより良い結果につながるかどうか、いつも考えています。

 

 

手術が上手なことは患者様にとっても重要なことですが、医師であるためにも重要な目標なので、このような悩みや情報を一緒に分かち合ってはどうだろうと思いコラムを書き始めました。

 

まず今日は多くの方が関心を持っているテーマ、鼻整形の寄贈肋軟骨の使用時に発生する長所と短所についてお話しようと思います。

 

長い間、様々な材料による鼻整形を行いながら長所と短所をすべて経験した医師の立場から、鼻整形時の寄贈肋軟骨使用の気になる点に関してすっきりと解決いたします。

 

 

 

寄贈肋軟骨とは?

 

寄贈肋軟骨、少し聞き慣れないですよね? 🤔

その名の通り、他人の肋軟骨を寄贈を受けて使うものです。多くの方が「他人の軟骨を私の体に入れても大丈夫なのか?」という疑問をお持ちになるかと思いますが、寄贈肋軟骨は徹底した検査を経て安全に使用できるように処理されてから必要な方に提供されており、様々なプロセスを経て安定的に活用されているため、多くの方が大きな問題なく寄贈肋軟骨を利用して鼻整形手術を受けられています。

 

 

 

鼻整形寄贈肋軟骨のメリット 

 

寄贈肋軟骨を使用すると、どんなメリットがあるのでしょうか?医師の立場から考える最大のメリットは、手術時間の短縮です。寄贈された軟骨を使用するため患者様の肋軟骨を採取する過程が必要ありません。これは手術手順を単純化し、手術時間を減らすのに大いに役立ちます🕒

 

手術時間の短縮は回復時間の短縮につながり、より早く結果を確認できるという点が長所です。

 

また、寄贈肋軟骨は形が安定しているという特徴があります。鼻整形手術後も軟骨が長期間しっかり維持され、鼻先の形状や高さを長く保つことができます。手術後に鼻先が落ちるのが嫌などの問題のせいで再手術を悩んでいる方に最も良い選択肢だと言えます。

 

個人的に寄贈肋軟骨は体に不必要な傷跡を残さないのが大きな長所だと思います。自家肋軟骨は相対的に安定性に優れていますが、それに劣らず傷の管理にもかなり気を使わなければいけないので、傷跡に敏感な方は鼻整形材料を選ぶ時に必ず考えなければならない部分だと思います。

 

 

 

鼻整形寄贈肋軟骨の短所

寄贈肋軟骨の使用に長所のみあるわけではありません。どんな手術でも諸刃の剣のように短所が存在します。

 

 

寄贈された軟骨であるため、免疫反応が起きる可能性があります。どんなによく処理された軟骨でも、体がこれを異物として認識する可能性は常にあります。しかし、最近はこのような問題を最小化するための多様な技術が開発されていて、安全性はだんだん高まっています💉

 

 

 

また寄贈肋軟骨を使用する場合、費用の負担が発生することがあります。寄贈された軟骨を使用するために必要な追加手続きと費用が発生するからです。したがって、コスト面も考慮すべき重要な要素です。

 

 

 

寄贈肋軟骨使用の安定性

近年の数年間にわたる調査によると、放射線照射された同種肋軟骨(IHCC)は、主に鼻整形手術に使用され、安定的で信頼できる材料として評価されています。

 

ある研究では、357人の患者が24年間で1,025個の寄贈肋軟骨移植を受けており、総合併症の割合は3.25%でした。

 

このうち、主な合併症としては歪曲1.06% 、感染0.87% 、感染性吸収0.48% 、非感染性吸収0.53% 、移植移動0.31%等が報告されています。移植部位の吸収比率は自己軟骨より低く、鼻整形手術における寄贈肋軟骨の合併症の割合は2.46%で、自家軟骨の8%よりもはるかに低かったです。

 

Irradiated Homologous Costal Cartilage Used Effectively in Rhinoplasty by Bo Brobst, MD, and Dean M. Toriumi, MD

 

 

 

安定性とトレンドを

満足させる鼻整形寄贈肋軟骨

結局、寄贈肋軟骨を使うか他の方法を選択するかは皆さんの状況と必要性によって異なってきます。

 

しかし、最近のトレンドは間違いなく様々な安定性が立証された寄贈肋軟骨といえます。回復期間を短くしたい、鼻先の下がり等を防ぎたい、不要な傷跡を避けたいなら寄贈肋軟骨が良い選択になる可能性があります。

 

 

 

今日は鼻整形手術時の寄贈肋軟骨の使用についてお話しました。皆さんの疑問は少しでも解決しましたか?どんな選択をするにしても、一番大事なのは状況に合った最善の方法を見つけることです。今日ご案内した鼻成形材料の説明が皆さんの選択にお役に立てば幸いです。私も皆さんの選択が良い結果につながるように最善を尽くしてお手伝いします。次回も有益な情報でお会いしましょう😊