「見ない」お医者さん | 子肌育Blog アトピーに負けない生活。

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「見ない」お医者さん


こんにちは。橋本です。


もし、今かかっているお医者さんが、皮膚をきちんと「見ない」お医者さんであれば、要注意です。


「見ない」お医者さんの例を2つ。挙げてみますね。


(1)申告した場所しか見ない先生


アトピーの疑いがある場合。


初診では、問診とあわせて、全身の肌を見て、触ってくれる。


それが、理想的な先生ですし、またそうしなければ、的確な診断、治療の指示ができるはずがありません。


「どこに症状が出てるの?」と聞いて、服をめくらせて、その場所を見るだけ。


これでは、患者さんの「つらさ」「症状」をよくする気があるのか疑問です。


近づいて顔を見る

髪の毛も上げてチェックする

髪の毛をかき分けて頭皮を見る

耳を見る

首を見る

赤ちゃんではシワも広げて見る

背中、胸、おなかを見る

下着の中は、症状がないかを聞く

必要があれば、下着の中も見る

ひざの裏、足首を見る

ひざ、足先、かかとを見る


・・・など、全身を見て、触れて、症状を判断してこそ、的確な診断、治療ができます。


通院中は、治療をしている場所だけを見るだけ。症状が悪化しなければ、それでも問題はありません。


(2)薬を塗り続けた場所を見ない先生


薬を塗るように指示されたら、再診が重要です。


再診で、薬を塗った場所を見て、触ってもらう。


そうして、もう薬を塗らなくていいのか。


まだ、塗るとしたら、あとどれぐらい塗るのか。


あとは、皮膚が薄くなるなどの副作用。またはできもの、感染症が出ていないかのチェック。


これからの通院期間は、どうするのか。


こういうのは、患部をきちんと、見て触らないとわかりません。


「よくなりましたか」「よくなりました」の伝言ゲームだけでは、わからないわけですね。


薬を使っているのに、皮膚の状態を見てもらえないというのは、自殺行為に近い。


それぐらい「見てもらう」ことは重要です。お医者さんと話すこと以上に。


アトピーの初診は全身を診る



いくら「いい先生」でも


すごくやさしい先生。


疑問に対して、たっぷり説明してくれる。話もきちんと聞いてくれる。


たとえ、そういう人間的にできた、魅力的なお医者さんであっても、患者を「見ない」先生というのは要注意。


なぜなら、「見ない」は、治療がうまくいかない原因になることも考えられるからです。


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