赤ちゃんのお風呂 13:まず、「頭」「顔」「首」から洗う
こんにちは。橋本です。
セッティングがととのったら、いよいよ赤ちゃんを洗います。
まずは、「頭」のシャンプーから。
洗面器などで、かけ湯。または、シャワーで、頭と顔を濡らしてあげます。
古い皮脂、汚れをうまく流すには、石けん、シャンプーで洗う前に、お湯でたっぷり濡らしておく。これが重要です。
石けん、シャンプー。いわゆる洗浄剤は、油と水分をなじませる役割をもっています。
通常、油と水分は混じり合いません。油は、水をはねかえします。
ところが、洗浄剤を使うと、油と水分がなじみます。
そうすることで、油に包まれた汚れが、水で流しやすくなるんですね。
そんな洗浄剤の役割をじゅうぶんにいかすためにも、洗う前にたっぷり濡らしておく必要があるというわけです。
頭と顔をたっぷり濡らしたら、シャンプーを手のひらに出し、両手をこすり合わせて、しっかり泡立てます。
泡立てたら、赤ちゃんの頭を包み込むように、両手で洗いあげていきます。
ツメは立てずに。「手のひら」「指のはら」をうまく使って洗います。
次は、しっかり泡立てた石けん、またはボディーソープを、「ひたい」「ほっぺ」「あご」に、ちょん、ちょん、ちょんとのせます。
のせた泡を使いながら、顔を指先で、くるくる、くるくる。
適度な力を入れながら、洗います。
顔を洗うときは、赤ちゃんの首に回した手で、肩をつかんであげると安定して、赤ちゃんも安心します。
「ひたい」「ほっぺ」は、ほどほどに洗浄力のある石けんで、しっかり洗うことによって、乳児湿疹の予防にもなります。
次に、首。
首はとくに汚れや汗がたまる部分ですよね。
そのため、肌トラブルがあらわれやすい部分でもあります。
首を洗うときは、顔を軽く後ろに倒してあげると、洗い残しなく、しっかり洗えます。
首のしわの間も広げて、肌をチェック。しわの奥にも指先を入れて、しっかり洗いましょう。
頭、顔、首、を洗ったところで、一度、すすぎます。
洗面器やシャワーでお湯を顔にかけるわけですが、赤ちゃんが水を怖がるのを心配して、おそるおそるお湯をかけるママもいます。
たしかに、お湯がかかると、びっくりして、ギャン泣きする赤ちゃんも多いんですよね。
でも、結局は「慣れ」です。
いつまでも、怖がったり、泣いたりするわけではありません。
怖がって必要以上に息を止めてしまう赤ちゃんには、「ぷはーっ」と息をはくタイミングを教えてあげてくださいね。
「お湯のかけかたが悪いと、中耳炎にならないかしら?」
と心配になるかもしれませんが、耳の中が傷ついていなければ、耳に水が入っても中耳炎になることはありません。
心配しすぎずにしっかりお湯をかけて、手できちんとすすいであげてください。
・ お湯をかけて、頭と顔を、たっぷり濡らす
・ シャンプーを泡立てて、頭を洗う
・ 泡立てた石けんで、顔、首、を洗う
・ しっかりすすいで、シャンプー、石けんを流しきる
とりあえずここまでで、ひと区切りですね。