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石けんのすすぎ残し、ないはずなのに


こんにちは、橋本です。


石けん、ボディーソープ、シャンプー。こどもの体や髪を洗うのに、いろんな洗浄料を使いますよね。


洗浄料を、しっかり洗い流さないと、肌がダメージを受ける。


弱いアトピー肌なら、なおさら。湿疹、かゆみの原因にもなる。


なんてことは、けっこう常識となってきているので、いつもシャワーでていねいに洗い流していることかと思います。


しかし、気をつけていても、意外と「洗浄料のすすぎ残し」は、あるものです。


では、「洗浄料のすすぎ残し」をなくすにはどうしたらいいか、ひとつずつ見ていきましょう。


まずは、体を洗う順番です。


シャワーですすぐと、汚れはお湯といっしょに、上から下へと体をつたって、流れていきます。


体を洗い終わってから、頭を洗う。こういうのは、避けたほうがいいですね。


頭から流れた洗浄料が、背中や胸に残ります。


洗う順番は、頭が先で、足がいちばん最後。これが効率のいい洗い方です。

シャワー


で、次に、シャワーだけでなく手も使うこと。


シャワーの水圧が強いと、肌がよくすすげている感じがします。


でも実際は、シャワーの力だけでは、洗浄料はしっかり落とせません。


シャワーをかけながら、手で残った洗浄料を落としてください。


手をすべらせる方向で、肌表面の汚れの落ち方も変わってきます。


皮膚のシワは、だいたい横方向に走っています。


これに手を縦方向にすべらせると、シワの間に汚れが残るんですね。


手をシワの方向に沿って動かすことで、シワの間の汚れもしっかり落ちます。


あと、隠れている部分は、念入りにすすいでください。


わきの下。あごから首にかけて。それから、股。おしり、などです。


つい、忘れ去られやすい部分なんで、気をつけてくださいね。


そして、時間があれば湯船につかる。


湯船につかることで、お湯に洗浄料や汚れが、流れていきます。


長くつかる必要は、ありません。


とくに子どもは、体温が上がりやすいので。体温が上がりすぎると、かゆみが増すこともあります。


時間でいうと、2~3分。5分なら、じゅうぶんです。


忙しいときなんかは、シャワーだけになりがちですが、余裕があれば湯船にもつかってくださいね。


からだの洗い流しで気をつけること:


頭から先に洗って、足は最後

シャワーをかけるだけでなく手も使う

皮膚に対して、手を横方向にすべらせて、洗い流す

できれば、少し湯船につかる


ちょっとした気配りをするだけで、肌のトラブルが減らせます。


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