atotamaのブログ

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日本人の生活について考え直させられました。豊かな日本と貧しいアジア。安いバナナの裏に潜むフィリピン農家の苦しみを明らかにした本。ただ食べてるだけのバナナにこんなにも、様々な裏側があることを知らなかったです。自分達の利益の為に、借金漬けにされた農家、不安定な雇用状態で働く人々、土地から追い出された人々・・・。にもかかわらず、利益を得るのは外国企業。彼らがどんなに苦労しても、結局報われる事はない。外国の介入で、今までの生き方を変えられ、難民になり、農薬に苦しめられる。彼らの悲哀が伝わってくる一冊です。日本の食卓に並ぶバナナとフィリピンの農園で収穫されるバナナ。そこには輸出入を通した、市場とバナナの切っても切れない経済の奔流、その関係性がある。どことなく捉えどころのない資本主義経済というシステムを、なにげないバナナという存在から描くその手法は『周縁』という視座、その有効性を実証しているように思える。ミンダナオ島で栽培されるバナナの歴史には、それまでの農地、麻の栽培の歴史が絡み合い、その栽培される土地の保有をめぐる政治性がさらに複雑にさせる。背後には、植民地としてのフィリピンの姿にアメリカの影がつきまとう