一昨日の6月12日、初の米朝首脳会談が
シンガポールで行われた。
この日のテレビは一日中この関連の番組だった。
海外でも同様に大きく報じられた。
何しろ、アメリカ本土攻撃のために核ミサイル開発をしていると公言し、国際社会の非難を浴びても実験を続けて実現性の高い段階まで到達した北朝鮮の首領と、当のアメリカ大統領とが平和のために会談するのである。
金正恩委員長とトランプ大統領の姿は、新参者に仁義を教える大親分といったような図柄だった。
この若い世襲トップには実体験で国際関係を学んで、自国と極東、北東アジアの平和と発展に寄与していただきたいものだ。
首脳会談後、合意文書署名
会談後に発表された合意文書の内容について、不十分だとの批判も多いようだが、専制君主とアメリカ大統領という二人の強権力者が率直に対話・意見交換したのである。
トランプ氏が会談開催前に強調したように、「プロセスの始まり」であって実務はこれからである。
例えは変だが、原発一基を廃炉するのでさへも相応の年数がかかるであろう。「朝鮮半島の非核化」にどのくらいの工程・年数と費用がかかるかなどは、部外者の考えが及ぶはずもない。
そして、日本とも友好関係を築かなければ自国を発展させることなどできないと、金正恩氏なら知っているだろう。
下の写真の内、まだ会談が決まっていないのは、日本の安倍首相だけである。
金正恩氏が会うべき各国トップ
ただし、拉致(らち)問題が解決しなければ、日朝友好などありえない。
これは安倍嫌いの人も含めて日本国民の総意であろう。
日本国は国内の北朝鮮籍の人たちを弾圧などしていない。
漂着してくる漁船があれば、死者はねんごろに弔い病人は治療して送り返している。 文明国とはみなそうするものだ。
拉致が頻発した70年代の頃は、わが国は経済成長によって本格的な大衆消費社会になって平和ボケとさえ言われ始めた時代だった。
そういう時代に、国交の無い隣国に隠密裏に潜入して、一般市民を襲い拘束して海を越え半島に拉致したのである。その多くが少女を含めた若者であった。
一刻も早く決着されるべき問題であり、それができるのは金正恩委員長だけだろうと日本国民は思っており、強い期待をかけている。
過ちは改めるに如くなし (あやまちは改めるのが一番)
これをちゅうちょなくできる人物を称賛こそすれ無様と思う人などいないだろう。
改める権限のある人たち、謝罪すべき立場の人たちには、そう申し上げておきたい。

