春、四月
新年度に入りました
でも、多くの人にとっては、何が変わるわけでもない生活が続くだけでしょう。
ただ、季節感だけは多少の地域差はあるものの共通、共有できるものかもしれませんね。
さて、
ニュースな熟語とは、社会、メディアなどで急に頻繁に登場するようになった熟語です。時事熟語とも言えるかもしれません。日本語に取り込まれた漢語は実に膨大なので、何かの拍子に日頃使われていない難しい漢字熟語が注目されることがあります。
「忖度(そんたく)」・・・新人スター級の熟語。
他人の気持ちをおしはかること。推察。 ・・・どの国語辞典でも簡単に記述されているだけで、本来はこれ以上の意味はないらしい。 ときに、上の立場の人、上役の気持ちを推し量ってそれに沿った行動をする、という意味合いを含むことがあります。
(藤吉郎・・後の関白秀吉・・の小田信長ぞうり暖めの故事もこれにあたるかも。)
コミュニケーション力とは相手の言動の意味を理解して(忖度して)、一方、自分の意思を相手にわからせながら、交流したり問題解決したりする能力とも言えるので、「そんたく」能力自体は必要と思います。
・・・あの国有地払下げに関する疑惑が首相の進退問題に発展するような問題とも思えませんが、一方で、一民間人を社会的に殺してしまっていいものかとも思いますが、こういうのは甘々な見方でしょうかね。
「拉致(らち)」・・・老スター格の熟語
中年以上の人なら金大中事件(1973年=S.48)の時に出会った語です。金大中氏は生還して紆余曲折ののちに韓国大統領になり、政敵だった朴大統領(パク・クネ前大統領の父)の遺族と和解しました。余生をまっとうして国葬で供養されました。
拉致と誘拐の違いは、
らち・・人を無理やりに連れていくこと
ゆうかい・・人をだまして連れ去ること
この拉致という語は、その後、北朝鮮の日本人拉致事件の発覚によってわたしたちの頭に刻まれることになります。1970年代頃に起こったこの主権侵害残酷事件は未だに解決していません。 この事件が明るみに出た頃、平和の世にこんなことが本当にあるものなのかと多くの人が驚き怒ったものです。
もう一つ二つ例をあげてみたかったのですが、すぐには頭に浮かんでこないので、今回は上の二つだけにしておきます。