既に衆議院を通過して、早ければ今週中にも参議院で成立するかもしれない「秘密保護法案」に関して思うことを少し述べてみたいと思います。

政治的発言はあまりしないようにしてきましたが、今日は少々雑感を述べます。 



何も進まない感のあった日本の政治が阿倍第二次政権の発足によって展開速度がぐっと速まり、世の中に明るさが増したと感ずる人がいることは十分認めます。 人は、時に成功より失敗からより多くのことを学ぶものだと思います。



ただ、阿倍首相と側近たちは何でもかんでもこう急ごうと急ごうとするのでしょうか。

善意に解釈すれば、この国ががたがたになりかかっているという危機感を持っているのかもしれません。

この法案に関して言えば、マスゴミや呆躁局など恐れるに足らん、野党は少数、言論・法曹関係者が反対しても国民の声にはならないだろう、国会議決は国会議員の投票で決まるのだという明快な事実・・・・というような考えをお持ちなのかもしれません。



政府・官庁に限らず、地方役所からマスコミまで、およそ組織・組織人は自分たちの持っている情報を開示しようとはしないものです。組織に不利益になること、担当者の私益に反すること、ただ単に開示請求が気に食わないという理由だけでも保管する情報を隠そう、隠そうとするものです。その際、真の国益・国民益などというものは考えていないのではないか、と思わざるを得ないことも多いです。



よく引き合いに出される「沖縄密約事件」。アメリカで公文書開示された後、民主党政権下で密約の存在が公式に一部認められましたが、そのことによって日本や日本国民に災厄が生じたでしょうか。

性格は少々異なりますが、大戦中本省の指示に従わずにビザ発給したかの杉原千畝さんは戦後外務省を追われ、名誉回復するまでに何十年もかかっています。それでも再検証される機会があったために氏と氏の遺族は、浮かばれたのです。



情報開示のための道筋、基本方針をきちんと定めておかないと、後に再検証する方途が無くなってしまうのではないでしょうか。



犯罪を犯したわけでもないのに変な悪評を立てられて、生活・人生が変わってしまったという事例は現代でも頻繁に起こっていることは周知の事実でしょう。

そういう事態を引き起こす可能性もある法案ではないかと危惧します。


ところで、

最近、日本・日本人って素晴らしいわキャンペーンさへなされているように感じるのはわたしだけだろうか。誰かが先導しているのではなく「空気を読んで」そうしているんだろう。

イヤナ言い方をしているのは自覚しているが、そう言いたくなる。