先日「三人会落語」を観に行った。


人気のある噺家さんの場合、いわゆる「ホール落語」を催しても集客できるのだ。 

落語というような一種の「ひとり語り芝居」は本来大ホールよりも、小中規模のホールで演じるべきと思うが、最近は音響・照明設備が発達し、オペラグラス(小型双眼鏡)が普及しているので、あまりこだわりのない人には気にならないようだ。

チケット代単価も低く抑えることがができるのかもしれない。

「独演会」、「二人会」、「三人会」、「一門会」などいろいろあるらしい。

この日の三人の噺家さんは当代中堅どころの名実ともに人気のある人たちで、この組み合わせはめったにないだろうというもので、そのためか大ホールといっても差し支えない会場がほぼ満席であった。


三噺家さんの前に、ひとり前座を務めた噺家さんがいたのだが、大御所三人の前で本気で聴いてくれる客がいるだろうかと思ったのか、ヤケクソで演じているように見えた。これはこれでおもしろい。


さて、現役噺家の最長老のひとりに「三遊亭金馬」師匠がおられますが、師匠は「お笑い三人組」で一躍有名になりました。テレビ時代の人気お笑い芸人のはしりの人とも言える噺家さんです。この番組は私もかすかに覚えています。

子供の頃テレビで師匠の落語は何度か見たが、よく覚えているマクラに、


  道を歩いていると、見知らぬ人に、

  金馬ぁーっ、俺だーっ、俺だよー・・・・と声をかけられ、

  はっ、どちら様でしょうかっ、

  俺だよー、何ぃー俺を知らねーだとーっ・・・俺はテレビで

  お前のことよく知ってるのにぃー

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


というような話しをひとくさりやって爆笑を得ていたっけ。 人気お笑い芸人の悲哀と世の中にはとんちんかんな輩がいるということをやんわりと言ったのだろう。現代でも同様の悲喜劇はあるのだろう。 


有名税という言葉もあるが、税金を払うほどの利益・利得を得ていればまだしも、不快・不利益ばかりであったら堪らないであろう。


さて、また話しは変わるが、

私がまだサラリーマン生活をしていた頃、宴席で年若の女性同僚にこう問われたことがあった。


〇〇さん(←私のこと)は、桃と青リンゴのどちらが好き?

??? 最初、何のことかわからなかったが、おお、あれか・・・

そりゃあ、もちろん、こぼれんばかりの白桃がいいなぁー、と返答した。


落語の小噺でもなりそうな話だが、あの女性はあんな謎かけをどこから仕入れてきたのだろうか。自分で考え出せそうな気の利いた人ではなかったからな。 別に意味はない。落語の話題を書いていたら、ひょっと思い出しただけ。



一時期多くの劇場が公演を取りやめたり、外国人アーティストの来日中止になったりしたが、次第に事態は回復に向かっているようだ。


人間、楽しいことがないと元気も出ない。

そう思いませんか?