前回の日記の続き。
結局その後は何もなくて、単に向こうのミステイクと私の空回りだろうなという思いだけが高まっている。
当たり前だ、これについては別に落胆しているわけでもなく、仕方ないものと思っている。私も操作ミスするもん。
だからそのこと自体が悲しいわけではないのだけれど、そこに一縷の望みを託してしまっている自分がいる。くだらない期待をしてしまっている自分がいる。ばかだなあって。
一方で、そのわずかな望みがものすごく私の心をときめかせて、明らかに幸せな気持ちにさせてくれている。
すごくドキドキして、ワクワク楽しくて、日々の仕事も、プライベートも、見違えるように華やかで明るくなっている。あの人との現実的な今後にさえ目をつぶれば、たぶん今の私は相当幸せに生活しているように見えるだろう。
もちろん、本当のことを見極めようとすればその先は暗い。自分にとって都合のいい事実は1つとしてなくて、めくればめくるほど、悲しい答えが1つ1つ出てくるのが現実というものだ。
こんなことにいつまでも捕らわれている自分は救いがない。解脱とはうまいことを言ったもので、こうやってめぐる世界から離脱していくのがポイントだよ、と言われればなるほど確かにそうだな、と思ってしまう。
今日もまた心を奪われていた。ただ、あの人を忘れるしかないのなら、というのであれば、私はこの下衆な世界を慟哭するままに彷徨っていても仕方ないのかな、と思っている。それだけの価値がある人だと思うから。
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側にいてギュッと放さないで 君の手はこんなにも温かい
好きなんだ どうかお願い 笑って抱きしめてよ 雪の中で
降り積もる雪 街を塗りつぶして想い出も過去も飲み込んでいく
こんなにも募る切ない想いを包み込んで抱きしめてよ 雪のように
(「白いギフト」 作詞:池田綾子 作曲:池田綾子・TATOO)
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池田綾子は2回目の登場。
初めて知ったのは以前紹介した「僕たちのtomorrow」で、JR九州のCMに使われていたのだけれどこんなに素敵な歌があるのかと感動した。
この人は澄んだ声質が特徴で、声自体は優しいのだけれど伸びやかでしっとり切れることのない、力強さと表現するには少し違う安定感がある。
アルバムを聴いてみたのだけれどいい曲がたくさんあって、今日はこの曲がふっと思い浮かんだ。
私の心の置き場は日によって少しずつ景色を変えていくけれど、今のあの人への想いと私の期待を上手に表してくれるのはこれだろう。
あーあ、また同じ奇跡が起きれば、多少は変わってくるんだろうけど。
過去も今日も、仕事も遊びも、全部飲み込んであの人とだけの時間が欲しい。ギュッと手をつないで。