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中国化するシベリア 露は日本と両天秤も「中国抜きでは…」

2013.8.1 11:00 (3/3ページ)[新帝国時代]

ロシア極東に開設した農場で作付けした大豆の生育状況を説明する北海道銀行の社員=アムール州ロムニンスキー地区ノボラシカ(岡部伸撮影)
ロシア極東に開設した農場で作付けした大豆の生育状況を説明する北海道銀行の社員=アムール州ロムニンスキー地区ノボラシカ(岡部伸撮影)


 ■リベートは基本

「自分勝手なやり方で土地を荒らす中国人に飲み込まれる危機感がある。しかし極東は中国なくして開発出来ない。そこでバランスを取るため日本に投資と技術移転を求めている」

 シベリアの現状について地元有力紙「アムルスキー・プラウダ」の解説委員、アンドレイ・アムヒノンはこう説明する。

 中国人経営の農場が増える背景にロシア地方政府当局者が受け取るリベートがあるとの見方も少なくない。中露ビジネスのコンサルタントを行うロシア人、ヴィタリー・コワリョフは「中国人は川(国境)を渡る前から誰にどのくらいリベートを贈るか準備している。リベートは基本中の基本。ロシアの役人は中国人に貸した方がいいと考える」と指摘する。

 道銀に続き、7月下旬、極東で農場開設を検討する日本企業が現地を視察した。日本では極東の農業開発に参加する機運が広がりつつあるが、ソ連時代から日露経済協力に関わってきた関係筋は、こうした動きに釘を刺す。

 「ロシアが望む極東開発に参加することは日露関係を好転させ、北方領土交渉の環境整備にもつながる。しかしロシアは日本だけを頼っているわけではない。あまり深入りするべきではない」(敬称略)