奥穂高岳をパトロールしてきましたよ~っ
今回はホントに久しぶりの遠征パトになりました
今年の涸沢の紅葉はイマイチと言われていましたが、いつもがどんな感じなのかがわからなかったので、普通に楽しめましたよ
今回の行程
日目:上高地~涸沢~穂高岳山荘
日目:穂高岳山荘~奥穂高岳~岳沢~上高地
実は涸沢に行くのは今回が初めて
まぁ今回は通過するだけなので、涸沢から見るモルゲンとかテントの夜景とか涸沢らしいこと体験できなかったけどね
久しぶりのテント泊装備&予備装備などで思いのほか重くなったザックのせいで、ヘロヘロになりながら穂高岳山荘に到着
コロナ禍なので、テント場も予約制です(30張)
電話予約の際にマスク、消毒液、体温計を持参するようにアナウンスされました
ここでやべぇ事件発生ですよ
テントの受付をしようとちょうど小屋の前を歩いていた時にそれは起きたんだ
ガラガラガラ~
一発で落石とわかるその音の方に眼をやると、奥穂高岳へ向かう壁面から落石が見えたのと同時だった
落石を追うように人が飛んでるよ
あそこってほぼ垂直じゃん、ずり落ちるとかじゃなくて最初から宙を舞ってたよ
2つある梯子のうち下の梯子を下りた辺りから滑落だ
何でやねんって思うけど、墜ちたという事実
奥穂高岳からの下山時に発生、着てるウェアの色と風貌から高齢の登山者というのもすぐわかった
走馬灯の様にゆっくりではない、普通に一瞬でした
30~40mの高さから落下だから1秒位かな
声は発していなかった、本人にとっても一瞬の出来事だから
落下したのは小屋の裏手の風力発電のプロペラがある辺り、小屋前の広場からは見えない
小屋の後ろは谷になっているから最悪のケースも考えられる
落石の音があったから広場に居合わせた人の多くはこの出来事を見てたはず
何かしらの行動をとった人は数名だったような、、、
(↑ みんな一斉に動いてもそれはそれでねぇ)
皆さん、その日の登山の有終の美を飾るかのように各々に寛ぎの時間が流れている
いやいや、ちょい待ちーっ
その高さから落ちたら普通にヤバいでしょって
(↑ ビルの10階くらいに相当する高さ)
誰かが小屋番さんに滑落のことを伝え、それを聞いてとりあえず外に出てきた小屋番さん
でも、具体的に聞いてきないのでただ外に出てきただけだ
落ちた場所を伝え、確認に向かわせる
その間に緊急通報をしました
一刻を争うかもしれない時は、最悪の事態を想定して通報をしますよ
(↑ 現場に救助隊が来るまでに時間を要することを知ってるから)
その際に口頭でその旨(かもしれない)も伝える
通報が重複しようが、未遂に終わろうが目の前の事実を伝えることが大切です
その先にどうするかは電話の向こうにいる人達が決めること
オペレーター『岐阜側ですか?? 長野側ですか??』
(↑ これ想定してたけどさぁ)
このあとは、岐阜の県警とのやり取りになります
状況報告をし、小屋からの通報がまだだったので小屋と直接やり取りをするように促しました
しばらくして県警から電話があり、奇跡的に無事だったとの報告と第一通報に対する感謝の言葉を頂きました
良かった
この日は綺麗な夕陽を見ることができました
写真はテントの中から手だけ出して撮影しました(笑)
下山は奥穂高岳~紀美子平~岳沢~上高地のルート
コロナ禍でなかなか遠征にも行けずにいましたが、リフレッシュすることができました
そーいや、山と道のザックを背負ってる人がめっちゃ多かったですね
あとはローロー何とかもね
人気があるねぇw
女性は年齢を問わず幅広く見かけましたね、男性はオジサン以外の年齢層って感じでしたね
最後に猿の動画
おしまい