働く女性を賛美する風潮への疑問その②

今回ははモンスターペアレンツについてだ。
昔からモンスターペアレンツは実はいた。
しかし,それが表に出てこなかったという説がある。

それは主婦層が押さえ込んできたからだという。
主婦グループと教員がネットワークを構築することで一部の不穏分子を押さえ込んできたのが実情なのだ。

モンスターペアレンツも保護者同士しかもネットワークかされた保護者会全体を相手に吠えたりはしない。

学校という組織の公務員である教員という弱者に吠えることはできても,どのような社会的な背景があるかもわからない他の保護者に吠えることは真の愚か者でなければしないだろう。

ところが,女性の社会進出で,この保護者会組織が崩壊した。
保護者会と教員ではなく,個々の保護者と教員という関係が濃くなり,結果としてダイレクトにモンスターペアレンツの矢面に教員が立たされることになったのである。

またさらなる弊害として,子供たちが教師を軽んじる傾向が強まった。
モンスターペアレンツになる典型が高学歴バリキャリ女性や高学歴男性だからである。
いままでうるさい人間でありながら,主婦グループに押さえ込まれてきた高学歴男性達が実はなかなか手ごわいのだという。

男性は女性社会に手を出さない。だから保護者会にも教員にも口を出さなかった。
しかし現代ではバリキャリ女性以上に高学歴男性が手ごわいモンスターペアレンツなのだという。

彼らは教師を馬鹿にし,結果その子供も教師を馬鹿にしはじめる。
そうなるともう手に負えない。どんどん連鎖して,学級崩壊が始まる。

ここまでいったら,校長も教育委員会もなかなか手出しができない。
ここに介入できるのは政治家ぐらいなものだろう。
働く女性を賛美する風潮への疑問その①

働く女性にも二通りいると思う。
一つ目は,旦那の稼ぎが明らかに悪くて,止むを得ず共働きをしている働く女性。
二つ目は,女性も職業を持った方が良いという風潮や贅沢をしたいから金を稼ぎたいという理由で働いている女性である。

一つ目のタイプの女性については,社会も協力せざるを得ない部分もあるため,賛美されても良いと思う。しかし,二つ目のタイプは専業主婦と同じように考えざるを得ない。

例えば小学校のPTA役員を務める分担がある。
当然だが小学校においては職業婦人も専業主婦も対等だ。

であるから,職業婦人も専業主婦同様に本来なら,果たすべき役割を仕事を休んでも果たさなければならない。

しかし,なぜだかしらないが,本来の親としてのPTA業務を平然と,仕事があるのでという理由で拒否する母親が正当化されている現代は異常としか思えない。

PTAの業務を放棄して,自らの楽しい仕事や贅沢をするための金稼ぎをするなど言語同断ではないか?
フェミニスト教授よ。どうお考えか?
生命(いのち)と女性の手帳の配布先が希望者のみに

生命(いのち)と女性の手帳の配布が全員から男性も含めた
希望者のみになるそうだ。
現代フェミニストさん達は溜飲を下げているのだろうか。

しかし,配布されないよりははるかに良い。
企画が潰されなくて良かったし,これだけニュースになっただけでも
大きな警鐘にはなっただろう。

今回の問題は,ジェンダー絡みの問題はナーバスなのだということをあらためて考えさせられた。
また,男性達はもっと男女共同参画の動きについてしっかり意見を述べないと日本は現代フェミニストに滅ぼされるのではないかと危惧させられた。

最後に繰り返しになるが,女性手帳は単に女性のライフプランにおける
事実の啓蒙にすぎない。
しかし,それがフェミニストの圧力で,事実であっても認められなかったということだ。

私は今回の問題を通じて,現代のフェミニストという存在を単なる圧力団体から,
社会そのものを揺るがしかねないカルトに近いのではないかと感じた。

フェミニストは真のフェミニストであってほしいものだ。
女性が事実を知る機会を失わせる現代フェミニストとは一体なんなのだろう。

義務教育で教えてはどうかというより踏み込んだ,素晴らしい意見もあったが、手帳ですら配布できない実情を考えると,教育という形でとなればフェミニストさん達の攻撃は壮絶なものになるのではないだろうか。

日本は自由なようで自由でない。そんなことを感じた。
そして女性に不利な真実は報道しないマスコミが,日本全体を変貌させかねない現代フェミニズムの片棒を担いでいることは,非常に残念だ。

真のジャーナリズムと真のフェミニズムが取り戻されれることを願いたいものだ。