開頭手術後4か月、もみあげの再縫合とは関係ない6月のあれこれ。



【体調】
●ふらつき
疲れていなければ、ふらつきもほとんどなくなった。回復を実感できるように。

●創部
再縫合したもみあげ以外だと、頭頂部付近の創部やチタンの辺りが突然ズキズキと痛みだすことはある。チタンプレート付近の感覚が鈍いことも変化なし。

これまでチタンと聞いても、よくアスリートがネックレスとして着用している、くらいの知識しかなかったのだが、手術を機にちょっとだけ調べてみた。それによると、チタンネックレスに含まれる磁気が血流を促す効果があるらしい。ただ、チタンそのものに磁気が含まれているわけではなく、アスリートが着けているのはチタンに磁気を含んだネックレスのようだ。では、磁気に肩こりをよくするというエビデンスがあるのか、と言われると、私の興味はチタンのほうなので、そこは掘り下げて調べていない。
チタンは、軽量、金属アレルギーを起こしにくい、水や汗に強いという特性があるらしく、確かに金属アレルギーを起こしにくいという話は主治医からも手術前に聞いたことがある。
これからの人生「 No Titanium , No Life 」なので、アレルギーを起こすことなくチタンと仲良く過ごしていきたい。


●頭痛
以前にも書いたが、開頭した右側ではなく、左のこめかみの頭痛が再発している。今後も、だましだましやっていくしかないのかな。


【出来事】
●結婚記念日&誕生日祝い

6月は結婚記念日&私の誕生日があった。
決まり事というわけではないのだが、ここ数年、誕生日などにはウナギ屋さんに足を運んでいる。
色々ある年にはなっているが、今年も無事に結婚記念日を祝えたことに感謝しながらウナギをいただいた。


 

手術前は、コロナの後遺症で、妙な疲れやすさと筋肉痛、関節痛、頭痛(以前は頭痛持ちではなかった)、嗅覚障害(7割程度は回復している)などが残っていた。
髄膜腫が発覚してからは、もしかすると全てはそのせいなのではないかと思い、術後全てがすっきり治るかもしれないわ!楽しみね!うふふふ!と都合の良い期待を寄せていたものの、勘違いだったことが判明。

以前の不調はきちんと戻ってきた。

ただ、倦怠感や関節痛は、時間の経過のおかげか頻度が低くなってきたし、40才を超えて、私、体調抜群にいいわぁ!!!って時期があったかと言われるとそれもなかった気がする。不定愁訴に悩まされる年齢だということで諦めもつきやすい。

 

良かったこともある。

身のまわりの人々への感謝の気持ちが増したり、幸せを感じることが増えたりする内面の効果がもちろん一番の良かったことなのだけれど、それ以外にも結構ある。
 

・大きな症状がでる前に腫瘍を取り除けたこと

→これは本当にラッキーだった。いずれブログに書こうと思っているのだが、偶然が重なって見つけてもらった腫瘍なので。

 

・コロナの後遺症は腫瘍のせいではなく、コロナの後遺症だと判明したこと。

→後遺症治ってないじゃん、という声が聞こえてきそうだが、症状のもとになっているのが、腫瘍なのかコロナなのかわからなくなってきていたので区別できてスッキリした。
 

・体力は回復してきていること。

→術後は全くと言っていいほど動けなかったのに、今では病院の階段を一段飛ばしで、のしのしと上がってみたりしてますからね。力強い患者ですわ。

 

・経験値が上がったこと。

→入院生活や手術は体験したことがなかったので、全てが新鮮で経験値がアップした。手術も入院もできればもうしたくないのだけれど、日常生活では体験できないことが多く貴重な体験だったと思う。オタフクみたいに顔を膨らませながらせっせとエアロバイクを漕ぐなんて奇跡体験だ。

 

・頭にチタンが入っていることに、そこはかとない面白みを感じる。

→ひたすらシュール

 

・健康体ではないかもしれないけれど、痛いだの辛いだのと騒いで過ごせるくらいに元気があること。

→病院から帰ってくるたびに「こんな痛い目にあった!」「ひどい言われようだった!」と訴えられている夫には申し訳ないが、こうやって思考できることこそ元気な証拠だな、と思っている。

 

そんなことを考えながら、日々の感謝の気持ちと共に、夫と一緒に食べたうなぎは、今年も美味しかった。