おはようございます🌞

健康管理士KAZUです!😀


今回は、リンパについて説明します。


3]全身を巡るリンパ


(1)リンパ液とは何か


体中に張り巡らされた血管と同じく、全身にはリンパ管が張り巡らされており、この中をリンパ液が流れています。


心臓から全身に送り出された血液の一部は、毛細血管から染み出し、 細胞と細胞の間を満たす組織液(細胞間液)になります。


組織液の主成分は血漿であり、他にはリンパ球なども含まれます。


この組織液がリンパ管に取り込まれたものをリンパ液といいます。


リンパ管の合流地点の要所には、リンパ節というソラマメ状のふくらみがあります。


リンパ節は全身に約800個あり、主に首の周り、わきの下、足の付け根の周辺に集中しています。


リンパ節にはリンパ球などの免疫担当細胞が集まっており、体内に侵入した細菌やウイルスなどの異物や老廃物を取り除き、リンパ液をろ過する役割を担っています。


風邪などの感染症にかかった時にリンパ節が腫れるのは、免疫細胞が病原体と戦っているためです。


リンパ液の成分は、水分約90%、その他約10%(タンパク質、ブドウ糖、リンパ球、マクロファージ、老廃物など)。


(2)リンパ液の役割


●余分な水分と老廃物の回収


静脈で回収しきれなかった老廃物、 細菌やウイルスなどの異物を集めて 運搬します。


●老廃物のろ過機能


リンパ液には、タンパク質、ブドウ糖などの栄養素のほか、乳酸やアンモニア、尿酸などの老廃物も含まれます。


リンパ管には、ところどころにろ過装置であるリンパ節があり、老廃物が取り除かれていきます。


●免疫機能


リンパ液によって運ばれてきた細菌やウイルスは、リンパ球のT細胞、B細胞、NK細胞によって分解処理され、死滅します。


さらに、病原体に対する抗体の産生も行い、同じ病原体が侵入した時に対応できるようにします。



(3)リンパ液の流れ

リンパ液は体の末端から中心に向かって一方通行で流れており、最終的に静脈に合流しています。

リンパ管は静脈に寄り添う形で全身に分布していますが、その分布は左右対称ではなく、体の左側と右側では異なる経路をもっています。

左側のリンパ液は、両足先から始まり足の付け根に向かって流れていきます。

そして、足の付け根のリンパ管は、骨盤内のリンパ管と合流し、腰リンパ本幹になります。

腰リンパ本幹は、腸からのリンパを集めた腸リンパ本幹と左側の胸管の始まりの部分で合わさり、さらに太いリンパ管になります。

腰リンパ本幹と腸リンパ本幹が合流する際、小腸から吸収された脂質も流れ込み、元々半透明であるリンパ液が乳白色になります。
この合流地点のことを[乳び槽]と呼びます。

そして、乳び槽は左側のリンパの本管である胸管につながっていき、 左鎖骨下にある左静脈に入ります。

 一方、右側のリンパ液の流れは、右腕と右上半身、右頭部の末端から始まり、頚部リンパ節や腋窩リンパ 節を通って最終的には、右リンパ本幹という太いリンパ管になり、右鎖骨下にある右静脈に入ります。

このように、右側のリンパは左側のリンパに比べとても狭い範囲を担当しています。

リンパ管を通って静脈に戻るリンパ液の量は、1日当たり3〜4㍑ほどで、心臓から拍出される血液量のわずか2000分の1です。

そして、心臓から出て行った血液が体の中を一周して再び心臓に戻ってくるまでかかる時間は30秒〜1分であるのに対して、リンパ液が足先から静脈にたどり着くまでにかかる時間は8〜12時間といわれ、 リンパ液の循環はとてもゆっくり行われています。









○リンパ液の運搬

リンパ管の構造は静脈と似ており、 逆流を防ぐ弁がついています。

 リンパ管には自動的に収縮するシステムがあり、リンパ液を押し出し一方向に運んでいきます。

また、筋肉の収縮と弛緩によっても リンパ液が運搬されていきます。

筋肉はリンパ液を送り出すポンプ の働きをしているといえます。

そのため、運動不足などで筋肉を動かすことが少ないと、リンパ液の流れは滞りやすくむくみの原因となります。

立ち仕事やデスクワークなど、同じ姿勢を長時間保つ人がむくみやすいのもこのためです。


今回は以上です。
みなさん、今日も良い1日を!😀


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