おはようございます🌞

健康管理士KAZUです!😀


今回は、全身に流れる血液について説明します。


2]全身を流れる血液


(1)血液とは何か


人間が生きていくためには、私たちの体を構成している数十兆個もの細胞に、必要な酸素や栄養素が行き渡らなくてはなりません。


その重要な役目を果たしているのが血液です。


そして、体内にはその血液を運ぶための通り道である血管が張り巡らされており、それらを1本につなぎ合わせると約9万 km にもなります。


このことからも、血液がいかに体の細部にまで行き渡り、生命維持にとって重要な役割を果たしているかが分かります。


(2)血液の成分


①血漿(液体成分)


血液は大きく血漿と血球の2つの成分に分けられます。


血漿は血液の半分以上を占め、成分の約90%が水分です。


そして、液中にはタンパク質、無機塩類(ミネラル)、糖質、脂質、ホルモンなど、細胞に必要な様々な物質が含まれています。


血液の凝固に必要なヒィブリノーゲンや免疫に関わるグロブリンも タンパク質の一種です。


また、血漿は水分、栄養素、ホルモンなどを体内の各組織へ運ぶほか、そこで生じた代謝老廃物を取り込んで腎臓から排出したり、体温の調節作用にも深く関わっています。


つまり、血液は細胞に栄養素を届けるばかりか、ゴミの回収まで行っているのです。


○性状

※水91%

※固形成分9%

  タンパク質7%

  無機塩類(ミネラル)0.9%

  その他1.1%(尿素、クレアチニ          ン、糖、脂質、各種ホルモン            など)


○組織呼吸の結果できた炭酸ガスを肺へ運び、空気中へ放出します。


また、栄養分を体内の各組織へ運び、そこで生じた代謝老廃物を腎臓から排出したり、血圧の保持に役立ってます。

 

ナトリウム、塩素、カリウムなどの無機塩類は血液のpHや浸透圧の調整にかかわっています。


②血球(有形成分)


血球は赤血球、白血球、血小板で構成されています。


●赤血球(体の組織細胞に酸素を運び、不要な炭酸ガスを回収する役目をしています。)


●白血球(体内に侵入する細菌やウイルスなどの異物を攻撃、排除し、 生体防御に関わっています。


また、白血球は形や性質が違う顆粒球、単球、リンパ球に分けられ、 さらに顆粒球は好酸球、好塩基球、好中球に分けられます。)


●血小板(血液を凝固させ出血を抑えるなどの止血作用を持っています。)



○赤血球の性状

※赤血球96%(成人では血液1mm³に男性で約500万個、女性で約450万個、幼児約690万個。)

寿命は、骨髄で作られて脾臓で壊されるまで約120日間です。

○赤血球は、肺で酸素を取り込み、 体の各部へ運搬します。

○白血球の性状

白血球3%(成人では血液1mm³に平均7500個。

顆粒球、単球とリンパ球からなり、前者2つは骨髄で、後者は主としてリンパ組織で産生されます。

○白血球の顆粒球は、細菌その他の異物が侵入した時、貪食作用によりこれらを捉え、消化、殺菌、溶解させるなど生体の防衛機構に関係しています。

その他、毒素の中和やアレルギー反応にも関係しています。

単球はマクロファージ(大食細胞)に変化して旺盛な貪食能で老廃物や異物を処理します。

リンパ球は免疫と抗体産生に関与しています。

○血小板の性状

血小板1%(血液1mm³に約13〜35万個。

大きさは直径約2〜3 μmで円盤状です。

○血小板は、血管の損傷部位に血栓を作り、止血する作用を持っています。

●血液で分かるあなたの個人情報

血液型には、様々な分類法が存在します。

有名なものでは、ABO式血液型や Rh式血液型などが挙げられますが、 これらは赤血球の血液型を分類する1つの方法にすぎません。

血液型は、これ以外に白血球、血小板、血漿などにも存在し、数百種類が知られています。

よって、その組み合わせによって決まる血液型は膨大な数になります。

これらは、極めて個人的なデータを探るのに便利であり、さらに、これらの抗体が病気と特別な関係を持っているため、注目を集めています。

他にも、唾液や胃液などの消化液や、汗、尿、血清、精液などの体液にも血液型物質は存在しています。

遺伝子からみたDNA型の研究が進み、現在400種類以上の型が発見されています。

これらの新しい研究は、個人を特定するのに非常に重要なデータとなるため、犯罪や血縁関係など法医学の面でも活用されています。

(3)血液の循環路

血液が物を運ぶ車、心臓が循環させるためのポンプの役割だとすると、血管は物を運ぶ道路ということができます。
 
心臓から送り出された血液の循環ルートは2つあり、全身の細胞に酸素と栄養素を供給し、二酸化炭素と老廃物を回収して心臓へ戻る[体循環]と、肺で二酸化炭素と酸素のガス交換を行う[肺循環]に分けられます。

{体循環}心臓の左心室→大動脈→毛細血管→大動脈→心臓の右心房

{肺循環}心臓の右心室→肺動脈→肺→肺静脈→心臓の左心房














血管は3種類に大別でき、心臓から送り出される血液を末梢に送り出す動脈、抹消から心臓に血液を送り返す静脈、動脈と静脈の間にあり酸素と栄養素を各組織に供給する毛細血管があります。

動脈の壁は厚く弾力性があり、心臓から勢いよく送り出される血液の圧力に耐えられる構造となっています。

心臓からの圧力があまりかからない静脈の壁は、薄く血液の逆流を防ぐための弁が存在します。

毛細血管は、細胞の隅々まで酸素や栄養素を供給し、老廃物を回収するために体内に網目状に存在しています。







今回は以上です。
みなさん、今日も良い1日を!😀


iHerb

 



【らでぃっしゅぼーや】有機野菜・無添加食品の宅配ネットスーパー

 



【ゼンブヌードル】8食モニターセット