おはようございます🌞
健康管理士KAZUです!😀
今回は、健康づくり運動について説明します。
1][より人間らしく生きる]ための支援
健康づくり運動とは[それぞれの人々の生活レベルを高め、それぞれの人のQOLを向上させる活動]を指しています。
つまり、人間らしくあるための支援のことです。
QOLとはQuality Of Lifeのことで、[生活の質][人生の質][生命の質]などを意味し、客観的QOLと主観的 QOLに分けられます。
[客観的QOL]
生物レベルのQOL : 生命の質
個人レベルのQOL : 生活の質
世界レベルのQOL : 社会生活、人生の質
[主観的QOL]
実存レベルのQOL : 体験としての人生の質、満足度
死の間際まで、このQOLの高い生活が保たれている人生を育んでいくことが健康づくり運動の主軸です。
健康であろうと障害があろうと、以下の生活レベルやQOLを向上させるための支援が健康づくり運動の大切な点であるといえます。
●障害を持ったとしても、様々な支援によりその障害の度合いに関わらずQOLを向上させていくよう努力すること。
●早期発見により、不健康状態が軽いうちに治療を行うことで、質の高い生活を確保すること。
2]健康づくり運動と保健、医療、福祉
健康づくり運動を推進していくためには、継続的な保険、医療、福祉の総合活動が必要不可欠となります。
つまり、乳児から高齢者まで、健康のときから病気、そして死ぬまでを継続的に見守り、関わっていくことが必要となります。
生活習慣病とは日頃の生活の積み重ねにより、健康状態から徐々に半健康状態となり、それが病気へと発展していくものです。
私たちは、その変化に継続的に関わっていかなければなりません。
また、総合活動とは、保険、医療、福祉が三位一体となって活動を行うことです。
人間は、その時々に応じて、保険、医療、福祉の支援が必要となります。
しかし、それらの活動が別個に提供されていては、本当にその人にとって役立つものにはなりません。
相互に連携した総合的な活動を行うことが必要です。
3]健康で豊かな社会を築く
健康づくり運動は[健康で豊かな社会]を築き、[全ての人がより人間らしく生きられる社会]を目標としています。
ここでいう健康とは、身体的にも精神的にも、またQOLにおいてもより人間らしく生きている姿を指しています。
また、豊かさとは物質的にも精神的にも豊かな状態です。
つまり、衣食住や安全、安心が保障され 、生きがいや人生への充実感を感じている状態を指しています。
しかし、これらを実現させるのは、 保険、医療、福祉だけでは難しく、生産、産業、文化、そして教育との連携が必要不可欠となってきます。
特に、社会教育は人間らしく生きる知恵や生きる力をつける上で非常に重要であるといえると思います。
4]病気にならない社会を築く
健康で豊かな社会を築くためには、まず①病気にならない社会を築くこと、②病気になっても安心できる社会を築くことの2つが前提となってきます。
また、一人一人の生活のありようは、個人を取り巻く社会環境にも大きく影響を受けます。
そのため、個人の生活習慣に働きかけるだけでなく、個人を取り巻く社会環境づくりが、一人一人の健康を実現する上で重要になるといえます。
病気にならない社会を築くには、以下の4つの活動が必要となります。
①食事、運動、ストレスなど心身に直接影響を及ぼすものや自然環境、社会環境など間接的に健康に影響を及ぼすものを、より良い条件にする。
②早期発見のために、セルフチェックや各種検診(身体に有害な検診も多くありますので注意!)などの活動を実施する。
また、それらを通じ、個人の健康づくりや病気への関心、健康意識や知識の向上を図る。
③病気の早期治療、慢性病の管理、 寝たきり対策、ターミナルケアに取り組む。
④①〜③のための実践力をつけるために健康学習を行い、自らが健康づくりや病気に対応するための力をつけていく。
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