おはようございます!☀
健康管理士KAZUです!😀
今回は、肝炎について説明しますね。
肝炎とは、肝臓の組織に炎症が起きている状態であり、炎症が起こる期間が6ヶ月以内の場合[急性肝炎]、 6ヶ月以上続く場合[慢性肝炎]といいます。
日本で最も多いのは肝炎ウイルスに感染して起こるウイルス性肝炎です。
現在、A型、B型、C型、D型、E型が確認されており、新たにG型と TT型の発見が報告されています。
肝炎ウイルスで患者数が多く問題になるのはA型、B型、C型です。
ウイルスによる感染のほかに、薬剤、アレルギー 、アルコールによるものがあります。
又、近年では過食、運動不足、肥満、糖尿病、脂質異常症などに伴う脂肪肝を背景として発症する非アルコール性脂肪性肝炎が増加しています。
◎ウイルス性肝炎
●A型肝炎
急性肝炎として発病し、慢性化することはほぼありません。
ウイルスに汚染された魚介類などを生で食べたり、生水を飲んだりすることで経口感染することが多いです。
症状は、38~39℃くらいの発熱が数日間続き、頭痛や悪寒を伴います。
又、食欲不振、倦怠感、吐き気、下痢などの自覚症状も現れます。
治療は安静と食事療法が基本となり、1~2ヶ月で治癒します。
●B型肝炎
B型肝炎は、感染した時期によって一過性で終わるものと生涯にわたり持続するものに大別されます。
思春期以降にB型肝炎ウイルスに初めて感染すると、多くの場合一過性で終わります。
性交渉や医療現場における感染、入れ墨、ピアスの穴開けなど、感染者の体液や血液により感染します。
この場合、1~6ヶ月の潜伏期間を経て急性肝炎を発症することがありますが、慢性化することは少ないです。
症状としては、全身倦怠感、食欲不振、悪心、嘔吐、褐色尿、黄疸 などが現れますが、数週間後からは徐々に回復していきます。
体液や血液から感染するため、かつては母子感染が主な感染源でしたが、近年では、ワクチン接種により母子感染が起こることはあまり見られなくなりました。
●C型肝炎
C型肝炎ウイルスは、感染者の血液を介して感染することがほとんどです。
過去の輸血や血液製剤の投与、消毒が不十分な医療機器からの感染、 臓器移植、入れ墨、ピアスの穴開けなどの原因が考えられますが、感染源が不明なケースも多いです。
C型肝炎ウイルスに感染すると、自然治癒することが少なく慢性化しやすいため、約70%の人が持続性感染者(キャリア)となります。
急性肝炎で治まることは少なく、多くの場合慢性肝炎へと移行しますが、自覚症状を伴わないことも多く、20~30年の経過を経て肝硬変、肝臓がんへと進行する率も高いです。
感染の有無に対して気になることがあれば、早期にC型肝炎ウイルスの検査をすることが望ましいです。