おはようございます!☀
健康管理士KAZUです!😀
今回からは、腎臓病を予防する為の[腎活]について説明しますね。
前回迄で説明しました様に、腎臓は生きていく上で必要不可欠な働きをしていて、機能が低下してしまうと元には戻りません。
腎機能が低下してしまった状態で命を維持するためには、日常生活にも大きな支障が生じるということがご理解いただけたのではないでしょうか。
現在はこのような重要な臓器である腎臓に負担をかける要素が多くなっています。
国民病と言われれる慢性腎臓病に罹らない為の[腎活]を紹介したいと思います。
今回ご紹介するのは、腎機能が低下してからではなく、健康な腎機能を維持するためのものです。
腎臓病の方への対策とは少し異なる部分もあるため、注意してくださいね。
腎臓の機能を低下させる原因として、高血圧や高血糖、感染症などを説明してきました。
そこで、腎活としてまず紹介するのは、高血糖の原因となる塩分との付き合い方や、高血糖を予防するための血糖コントロール、また感染症を予防する免疫力強化についてです。
又、腎臓病の場合、カリウムやリン、タンパク質といった栄養素は摂取が制限される場合がありますが、現時点で腎臓に機能低下がみられない場合、腎活としてこの栄養素とどう向き合っていくべきなのかもご紹介しますので、ご自身の腎臓を守り機能を維持していきましょうね。
◎減塩のポイント!
腎臓の機能を維持するためには、腎臓の働き過ぎを防ぐことが重要です。
働き過ぎの原因となるのがまず塩分の摂り過ぎであるため、[減塩]を少しでも意識しましょう。
厚生労働省により定められている[日本の食事摂取基準(2020年版)]では、1日の食塩摂取量の目標量は男性7.5g未満、女性6.5g未満とされています。
しかし、現状としては、2019年の調査で男性10.9g、女性9.3gと目標量を上回っています。
やはり現代人は塩分の摂りすぎなのです。
例えば、ラーメンを汁まで飲むと食塩摂取量は約6gになるといわれており、それだけで1日分程度の食塩を摂ってしまうことになります。
減塩のポイントは、まずは調味料の塩分量を意識することです。
日本人がよく使う醤油や顆粒だし、味噌、ソースなどは塩分を多く含んでいます。
そこで、今すぐできるちょっとした工夫を取り入れていきましょう。
※顆粒だしは塩分量が多いため、昆布や鰹節、干し椎茸などの出汁を使う。
※にんにく、生姜、パセリ、しそなどの香味野菜を使う。
※わさび、からし、ごま、ピーナッツなどの風味を活かす。
※酢、レモン、ゆず、すだちなどの酸味を活かす。
※カレー粉、唐辛子、コショウなどの香辛料を活かす。
※ごま油やオリーブオイルでコクを加える。
※汁物は具沢山にし、汁の量を減らす。
※肉や魚の脂分を活かして調味料を減らす。
※刺身に事前にごま油やオリーブオイルなどをかけておくことで臭みを軽減し醤油の使用量を減らす。
※付属の調味料などは全部使う習慣をやめる。
※食品成分表示は、エネルギー量だけでなく塩分量を確認する習慣をつける。
減塩の工夫としては、五感の中でも味覚以外を刺激することがポイントです。
例えば、野菜などを使って彩りを良くすることで視覚を、香辛料などで嗅覚を、ナッツなど歯ごたえのある食材で聴覚や触覚を刺激することで、飽きがこず食事を楽しむことができます。
日頃摂っている1日の塩分量を意識し、少しでも腎臓の負担を減らすことで腎活に繋げていきましょうね。