おはようございます!☀

健康管理士KAZUです!😀


今回は、腎臓の主な働きの続きです。


2、水分とミネラルの調整。


僕たちの体は約60%が水分で構成されており、この水分が20%以上減ると死に至るといわれていますが、この水分量の調整を行っているのも腎臓です。


水分を過剰に摂取した時には尿をたくさん作り出し、体内で水分が不足している時には尿の生成を抑えます。



この腎臓の機能により数日間であれば水分を全く取らないような状態があっても生き続けることができるのです。


又、腎臓は体内のミネラルの調整も行っています。


ミネラルにはナトリウムやカリウム、カルシウム、マグネシウムなどがあります。


血液中でこれらの濃度が一定でないとむくみや、めまい、疲れなどに繋がります。


例えば、僕たちは塩分の多い食事をした時には、喉が乾きます。


これは摂取する水分量を増やすことで血液中の高くなったナトリウム濃度を一定に戻そうとするためです。


さらに、腎臓の働きにより尿としてナトリウムを排泄することで血液中のナトリウム濃度の調整を行っています。


反対に、ナトリウムが不足している時には、原尿からナトリウムの再吸収を促進させてバランスをとっています。


3、pHの調整。


腎臓では体液のpH調整も行なっています。


pHとは水素イオン濃度のことで、0(強酸性)から14(強アルカリ性)までの範囲があり、pH7.0が中性です。


僕たちの体内は精密に作られていて、血液やリンパ液などの体液は弱アルカリ性(pH=7.4±0.05)でないと細胞が正常に働くことができません。


しかし、体内では食べた物からエネルギーを作り出す際に酸性の物質が生まれます。


すると、腎臓は酸を尿中に排泄し、アルカリ性である重炭酸イオンを血液中に放出することで、血液中のpHを弱アルカリ性に保っています。

 

この腎臓の働きが機能せず、体液のpH濃度が酸性に傾いてしまうと[代謝性アシドーシス]に、アルカリ性に傾いてしまうと[代謝性アルカローシス]となります。


アシドーシスでは、血圧低下、不整脈、頭痛、昏睡など、アルカローシスでは痙攣、不整脈、しびれ、意識障害、昏睡などの症状が現れ、命の危険にもさらされます。


このように、腎臓は全身の細胞が機能を発揮するために体液をpH=7.4±0.05というとても狭い範囲内に保つことで生命維持に欠かせない働きをしているのです。


今回は、以上です。


皆さん。


今日も楽しい1日を!😀


では、また!😁