おはようございます!

健康管理士KAZUです!


では、今回は、既に脂肪肝になっている、脂肪肝予備軍だと思われる方は、どのようにすれば、いいのかという前にもう一度、内臓脂肪について、違う切り口で説明しておきますね。


既に脂肪肝や脂肪肝予備軍だという人もいると思いますが、脂肪肝を治すとなると病院に通って、治療するのかなとか、なんだか大変そう、と身構えてしまうかもしれませんが、軽めな脂肪肝であれば、一週間ほど、食事制限をするだけで、かなり改善できます。


その食事制限も非常に緩く、いつもより糖質をちょっと減らした食生活を心がける程度で、大丈夫なんです。


1日の糖質摂取量の基準値は、男性250g、女性200gなので、これよりも糖質をちょっと減らす事を心掛けていきましょう。


それだけで、脂肪肝の改善が期待できるんです。


又、なるべく早く内臓脂肪を落としたい、すぐにでも痩せたいという思いから、糖質摂取量を極端に減らす人がいますが、体のことを考えるなら、それは今直ぐに止めるべきです。


糖質を減らすので脂肪肝を改善できそうなんですが、逆に、低栄養性脂肪肝、いわゆるダイエット脂肪肝になってしまうケースがあります。


糖質は、三大栄養素の一つであり、体にとってなくてはならないモノです。


それを、ほとんど取らないでいると、肝臓に蓄積される中性脂肪が、極端に不足するようになります。


中性脂肪は、食事がとれない時であっても、活動する為のエネルギーが、不足することがないよう、エネルギーを蓄えておくという大事な働きを持っています。


このため、中性脂肪がなくなることに、体が危機感を感じて、体中の中性脂肪を、肝臓に送り込むように働きます。


つまり、短期間の急激な糖質制限によって、身体が飢餓状態だと勘違いし、体のあらゆるところから、肝臓に脂肪が集まってしまうというわけです。


その結果、かえって、肝臓に中性脂肪が集中し、脂肪肝になってしまうことがあります。




糖質を極端に制限して、体重が急速に落ちたとしても、お腹だけは痩せない、そういう人は、肝臓に中性脂肪がたまって、ダイエット脂肪肝になっている可能性があります。


ですので、1日あたりの糖質摂取量の目安である男性250g、女性200g程度は、糖質を摂るようにした方がいいですね。


減量も、やりすぎないように1ヶ月で、500g程度を、目安に、減量していくといいのではないでしょうか。


又、脂肪における男女差も知っておくといいでしょう。


一般的に、男性は内臓脂肪がつき、女性は、皮下脂肪がつきやすいです。




内臓脂肪と皮下脂肪では性質や働きが異なります。


内臓脂肪の方が、病気になる危険度が、高いです。


脂肪のつき方に男女差があるのは、女性ホルモンのエストロゲンが、内臓脂肪の分解を促して、皮下脂肪に変える働きがあるからです。


なので、女性でも閉経後の女性ホルモンが減少すると、内臓脂肪が増えるようになり、なかでも、子宮や卵巣周辺に蓄積しやすくなるといわれています。


だからこそ、男性は若いうちから、女性は閉経後から、内臓脂肪の蓄積に気を付けていきたいところです。


皮下脂肪より内臓脂肪に気をつけなければならない理由は、内臓脂肪が、病気になる危険度が高いという事だけではありません。


内臓脂肪には、ご長寿ホルモンと呼ばれるアディポネクチンの働きを阻害してしまうといわれています。


アディポネクチンは、脂肪細胞から分泌される生理活性物質の1つで、体内で糖の代謝をスムーズにして血糖値を下げたり血管を広げて血圧を上げたり細胞壁修復をおこなって、動脈硬化を押さえたりと、様々な効果があります。


健康を保つ上で重要な働きをしているんです。


内臓脂肪が増えすぎると、この効果を持つアディポネクチンの分泌量が低下してしまいます。


さらに、増えすぎた内臓脂肪は、脂肪細胞から分泌されるレプチンと呼ばれるホルモンの働きも阻害してしまいます。


ですので、極端なダイエットをしるのではなく、少しづつ、ゆる〜く、無理なく行なって下さい。


今回は、以上になります。


では、皆さん!


今日も素晴らしい1日になります様に!


では、また!