福島の子供の被曝限度が20ミリシーベルトというのがとんでもないことは以前にも書いた。

放射線の影響は、遺伝子を傷つけることにある。

そしてそれは線量に比例し、その傷はどんどん蓄積していく。

単純な比例と考えられるので、20ミリシーベルトというのは、100ミリシーベルトの5分の1、というだけのことだ。

大人が100ミリシーベルトの放射線を浴びると、0.5%程度発ガン率が上がる、と言われている。

だから、20ミリシーベルトだと、0.1%発ガン率が上がる、ということだ。

つまり1000人に1人、その放射線によってガンになるおそれがある。これだと、統計解析したが誤差範囲に入って何が原因かわからない。だから、政府はこの程度なら安全、と発表してもウソだと立証できないからそう言っている可能性がある。

そして、子供の感受性は大人の3倍位あると言われているので、20ミリシーベルトだと300人に1人ガンになる子供が出る、という計算になる。

この位の頻度だと、明らかに放射線の影響であることが立証できるが、立証できても、ガンになった苦しみはお金で賠償できるものではない。

放射能の問題は、それが原因でガンになったということが立証しにくいことにある。立証するためには、放射線を浴びる前の遺伝子配列を全部解読しておいて、その後、ガン遺伝子が放射性物質によってできたことを立証する必要があると思われる。しかし、この因果関係を立証するのは非常に難しいと思われる。

そういう意味で、できるだけ放射能を浴びないようにするしかないと思う。

隠された被曝

原子力行政は菅総理の浜岡原発停止要請によって、大きく転換することになるだろう。しかし、それ以外の原発も全て全廃しなければ危険が消えるわけではない。

原子力の死の灰が出たときの対処法が無い以上、原発はできる限り早く縮小していくことが望まれる。