前川國男建築ツアー〜オトナの社会科見学② | 基本、ビーズ織りnote

基本、ビーズ織りnote

【箱は笑いで満たされた。】
改題


5月2日


【名建築で昼食を】の話を

姪としていたときに

こんなツアーあるから行かない?と

お誘いを受けた。



前川國男という建築家の建てた
紅葉坂にある県立音楽堂を
案内してくれるというもの。


旧県立図書館、青少年センター、県立音楽堂、

この地図には載ってないけれど

婦人会館も

コルビュジェの弟子の前川國男の設計。

これだけ集まっていたら

ガイドさんがいう

【ここは前川國男の聖地】というのも

頷けます。




ちなみに4月に行った横浜能楽堂は

音楽堂の裏にあります。


海側のみなとみらいと山側の音楽堂。

のちの落語会で

春風亭一之輔さんが

お洒落な若いひとたちは海側へ行く

と言ってました。


山側から海側を臨む の図



風除け室のような入り口





黄色でお出迎えされた中は赤と緑



人造石研ぎ出しという工法の床


音楽堂で、建設当時の記録映像を見てから
いくつかのグループに分かれて
案内してもらいました。



ふだんは出られなくなっているテラス

(1階の屋根の上)



テラスから向こう側に見えるのは
旧県立図書館(現前川國男館)

穴あきのテラコッタブロックは

前川國男建築の特徴のひとつ



カーブのついた手すりと

1段目だけ広がっているロビーの階段




音楽堂の座席の傾斜がわかる天井



音楽堂は木で出来ていて

天井も壁も、なみなみになっています。

そういえば、

娘の卒業した音楽科のある学校のホールも

なみなみになっていました。

音の反響を考えて作られていたんですね。





なんの発表の機会もないわたしには

ステージからの写真は珍しいので、

姪と記念写真を撮ってもらいました。

姪と母より、

わたしと娘より

姪とわたしの方が似ていると言われます。

(ショートカット、眼鏡、背高 のため)




この見学ツアーの3日後に

ここで落語を聴きました。






外からも見学。

北側庭園から見たルーバー


去年、新しく出来た県立図書館にも

ルーバーが。



この前川國男のテラコッタブロックも


有孔木パネルで引き継がれました。


室内から見た県立図書館。


外からも見てみました。


現代的な美しさです。


外壁だけでなく

県立図書館のロゴマークにも

この煉瓦が使われていました。




図書館のなかには

猿田彦珈琲店が併設されていて

近所なら通いたい図書館です。





近所に売地がありました。




不安


高額宝くじが当たったときの

予定がまた増えました。





1954年に

日本で初めての音楽ホールとして開館した

県立音楽堂。

その当時の建築が残されていることにも

驚きますが、

70年近く前に

音楽を聴くために紅葉坂を

のぼって来た人たちがいるということにも

驚きます。

きっとお洒落して来ていたんでしょうね。

当時の服装も見てみたいです。



ーーーーーーーー



何十年ぶりに来て

立て続けに3度も来た紅葉坂。

またこれで当分来ないとは思うけれど、

この先の紅葉坂は

そうは変わりようがなさそうな。


ーーーーーーーー


BSのテレ東でやっていた

「名建築で昼食を」



音楽堂に来た春野藤(池田エライザ)と

植草千明(田口トモロヲ)






このドラマのおかげで

もともと好きだったトマソン感覚で

名建築も好きになりました。


春野藤ちゃんの服のセンスも

根岸競馬場が見えるアパートも好き。


新シリーズが始まらないかなぁ。



ということで

横浜能楽堂に続き、

2回目の社会科見学は以上です。


ーーーーーーーー