お盆のとき、お迎えの馬とお見送りの牛がいますよね。
昔は茄子とか胡瓜で作った記憶があるけれど
いまはおがらとセットで売っているようです。
母は、お迎えのときもお見送りのときも
おがらを燃やした煙の上を3往復します。
そうすると、中気にならないそうです。
(中気っていうのは脳梗塞とか)
なのでそのときは
わたしたちも渡るように呼びつけられます。
ちょっと早いけど、
迷子にならないように明るいうちに帰ってもらおう、なんて
母はあの世とのやりとりしながら
おがらの煙を渡ります。
そして秋までお別れの挨拶を気軽にします。
昔の人の彼岸との付き合い方は
ちょっと楽しいです。
が、しかし
たしか「千の風になっている」って歌に感動してませんでした?
秋までお別れしなくても、そこここにいるってことに
なりませんでした?
まぁいいんですけど。
母が亡くなったら、墓守はわたしになります。
と・・・っても行きにくいところなので
ご無沙汰すると思いますが
お墓にはいないんですよね?みなさん^^;
そのときは
おうちの仏壇でお水を毎日供えるので
許してもらいたいと思います。
以前から、お墓を移すことを母に提案してます。
うちの代々のお墓のある霊園は
ひどい商業主義から経営破たんになった
あまりありがたさが見えない霊園。
このさい、どうです、
さだまさしの親友が住職を務めるお寺に
引っ越しをしたら?(^o^)
おがらを燃やしてあの世へ帰られたあとに
牛さんも馬さんも残ります。
一緒に燃やさないと乗って帰れないんじゃないのかと思うし
家庭ごみで捨てるのもなにか極端な気もするし・・
でも、現実的な近隣の諸事情があるのか
牛と馬の魂とだけ帰ったのかはわかりませんが
わたしたちは今年のお盆も無事に
ご先祖様を牛さん馬さんとお迎えしお見送りしました。
役目を終えた送迎用の牛さん馬さん
正面のお顔
ん?・・・・・・どっち?^^;