傷だらけの天使~魔都に天使のハンマーを   矢作俊彦 | 基本、ビーズ織りnote

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【箱は笑いで満たされた。】
改題

ショーケンの小暮修と水谷豊の乾亨の1974年のドラマのその後。

風邪を引いて死んでしまったアキラをドラム缶に入れて

海に放置するところでドラマは終わったが、

それが殺人と死体遺棄の罪になり修ちゃんは追われ、海外に逃亡していた。

やがて日本に戻ってきて


ホームレス(宿なし)の生活をしている修ちゃんの身に降りかかる暴力。

ドラマはもっとせこい事件が多かったように思うが、

この話は、大がかりで大雑把な感じ。


修ちゃんは相変わらずろくでもない男で、

だけど中盤からはアキラを想ってよく泣く。

修ちゃんもすっかり年をとってしまった。

今は鬼籍に入ってしまった岸田今日子、岸田森も元気に登場する。

本の帯に

知らない人が読んでも面白いとあったけど、

郷愁やくすぐりで読む作品だからキャラクターを知らないと


つまらないんじゃないかな。


昭和レトロの流行にのったという趣の本。