今年は、60冊くらいの本を読みました。
まだ少し残っているけど、きっとこれ以上の本はもうないだろうと。
読書傾向が偏っているので、
なーんの参考にもならないでしょーが
今年出版された本、私のベスト1 です。
『ジョーカーゲーム』 柳広司
出版の世界で、賞が異常に乱立しているのに
なんでこれが賞を取らないのかと思う。
昭和初期の帝国陸軍内のスパイ養成学校D機関を舞台に
<とらわれないこと>を信条とする
スパイたちを主役にしたミステリー仕立ての5編。
読書感想文が苦手な私が書くと
いかにも読みにくそうな話に思えるけれど
これが、さくさくと読める
こんなカッコイイ話はめったにない。
この著者の「漱石先生の事件簿」はつまらなくて途中でやめたけど、
これはとっても面白かった。
結城中佐をはじめ、
登場人物の尋常じゃない頭の良さに
感情移入が出来る話ではないけれど
その魅力には、はまる!
本の売り上げベスト10に入っていた
東野圭吾の3冊も読んだけれど、
まーるで好きじゃない。
ドラマに合わせて
登場人物を増やす(柴咲コウの役ね)っていうのも、
福山雅治に合わせて
白衣だけだった人にアルマーニを着せてしまうというのも。
東野圭吾には、『放課後』とかの初期を想い出せよって感じ
って、これって一般的じゃないのでしょうか。。