西の魔女が死んだ 梨木香歩 | 基本、ビーズ織りnote

基本、ビーズ織りnote

【箱は笑いで満たされた。】
改題

イギリス人の祖母が住む田舎で暮らすことになった孫の中学生。

魔女の家系だと教わり規則正しい生活、


自分のことは自分で決めるという魔女修行が始まる。


「となりのトトロ」がなぜ嫌いかというと、

行方不明になったメイの名前を呼びながら

一生懸命探しまわっているおばあちゃんを下に見て、

ネコバスに乗った当人のメイとさつきがお母さんの元へ向かうところが許せない。

この本も、近所に住む男のことで仲違いをしたまま

祖母の家を出てそのまま逢うこともなく祖母が亡くなる。

そこが嫌い。

その男にだまされて土地を奪われてしまうわけだが、

そんな男がいることを知っていてなんで二年も放っておくのか、

感性が豊かな中学生なのに

孫と変な別れ方をして残った祖母の淋しさを想える力がなぜないのか、

とジジババ子だった私は単純に思ってしまうわけですねー。

祖母はそれでも孫を愛してるし、許しているのはわかっているんだけど。