待ってる~橘屋草紙 あさのあつこ<何かを待たずにいられないのが、人の世のならい。では、おふくが「待ってる」ものは―?12歳の春、おふくは、料理茶屋で奉公を始めた。少女の成長と人の絆を描く、涙あふれる連作短編集> 読んでもいないくせして『バッテリー』の印象が強く、児童文学のイメージだったから 時代小説を書いているのは意外だった。 時代小説の良さの人情話といった話ではなく もしかしたら『バッテリー』の方が温かみのある話なのかも。