Blue Hawaii
みなさん夏を楽しんでますか?
今回 レコメンドするのは 暑い夏にぴったりの エルビス映画『ブルー・ハワイ』
この映画は1961年の3月末に撮影が始まり4月末に終了 約1か月間で
撮影された、エルビス8作目の映画
61年11月にアメリカで公開されました(日本62年5月公開)
この映画のストーリーを簡単に追ってみましよう
主人公のチャド・ゲーツ(エルヴィス・プレスリー)が2年間の兵役軍生活を終えて
ハワイに帰ってくるシーンから始まります。
この日を待ち望んでいた恋人のメイリー・デュバル(ジョアン・ブラックマン)は
1959年モデルのMGAロードスターを飛ばしてホノルル空港へ向かいます、
再会を待ち望む彼女に チャドは意地悪な演出を仕掛けるが
2人はすぐに仲直り
帰国するもチャドは家に帰らず、メイリーとMGAロードスターに乗り
♪オールモスト・オールウェイズ・トゥルー♪を歌いながら
慣れ親しんだ海へ向かう
ハワイアンフルーツカンパニーの事業を継ぐ事を望む両親に反発し
チャドは 旅行会社に就職
初仕事となったのが
美人女教師アビゲイル・プレンティス(ナンシー・ウォルターズ)と
4人の女学生のハワイ一週間旅行のガイド
この間に さまざまなトラブルがチャドに付きまとう・・・・
♪Hawaiian Wedding Song♪ が流れるなかチャドとメイリーは晴れて結ばれる
「ハワイ ビーチ ボーイ」から「ブルーハワイ」に途中改名されたこの映画は
サントラと共にも大ヒット。
劇中、エルヴィスは自前の<strong>ハミルトンベンチュラ</strong>を腕に付けて出演するなど
力の入った作品なりました。
エルビス映画と言えば
『美女あり、ロマンスあり、喧嘩あり、そしてハッピーエンド』
饐えた臭いが漂うワンパターンなストーリーに、
エルヴィスファンでさえ ウンザリします。 が、
本レコメンド、では少し視点を変えて観てみましょう
この映画、アメ車好きの私にとっては 貴重な資料となっています。
本作品の制作は1961年、 海岸沿いや、ホノルル空港でのシーンで、アメリカンドリームカーが多数みられます。
これらの車たちはエキストラカーなのでしょうか?
映画の背景を彩る為に集めたエキストラカーも当然 存在したでしょう
しかし、ほとんどが自然に映り込んだものと私は思います。
では 間違えなく撮影用に用意した
3台の車を見てみましょう(もう1台ピンク色のジープが登場しますが勉強不足でわかりません)
(ボディーカラーやディテールは登場車と異なります)
1959年MGAロードスター
その顔は1955年スチュードベーカー・プレジデントの顔にも似た大胆さがあるが
ヨーロッパ車の上品さが混じり上手く中和されている。
イギリス車であるが 生産された多くの台数を米国に販売したそう
小型車ということで1957年コルベットC1を思わせる。
恋人メイリーの車と思いきや じつは
チャドの所有車 発売時1959年に購入した体です
(この辺、手を抜かず時間軸が良くできています)
2年間の兵役を終えて帰国した1961年には、
当然1961年制の 次の2台のアメ車が登場します。
1961年ダッジダート、フェニックス、コンバーチブル
巨大化したテールフィン全盛の時代に フェニックスはやや小振りながら非常に上品なデザインのテールフィンを装着
しかし力強いフロントマスク シビレます。
美人女教師と、4人の女学生を乗せた ダートフェニックス 誰が学生で誰が教師なのか見分けがつかない。
こちらも シビレます。
1961年 プリムス、サバーバン(ステーションワゴン)
「suburban」と記述して、「郊外にある、郊外に住む」を意味するそうです。
1959年ビュイックの様なヘッドライト回りのデザイン
グロテスクと悪口を言われてしまいそうなこのデザインは、当時のアメリカンドリームカーの象徴です。
Blue Hawaiiには素晴らしい車が登場しています。
冒頭のストーリー紹介で書きそびれましたが
晩年のエルヴィスがステージのエンディングで歌いあげていた
名曲 ♪Can’t Help Falling in Love♪(好きにならずにいられない)は
ハワイとフランスの混血 恋人メイリーのお婆さんの誕生日に、オルゴールと一緒に
歌のプレゼント として、歌っていました。
エルビス映画 『Blue Hawaii』 には 意外な魅力が詰まっています。






