秋冬の登山は怖いく、毎年、必ず遭難事故が起きています。
私も10年前位に一度だけ秋山で遭難しかけてた事があります。山の名前は忘れましたが、私と友人(初心者)で秋の紅葉を見ようと、たぶん長野の低い山だったと思います。
ルートは南側から登山を開始して、北側に降りて温泉に入るコースです。事前の計画も装備品も友人伝えいざ登山。
天気も良く、紅葉も綺麗で、順調に登って行きました。途中、今日は「骨酒」で乾杯だな。とワイワイ登って行きました。友人のペース合わせて、景色を見ながら楽しく登っていました。
異変は、頂上付近でおきました。
いきなり雲がたちこめ、吹雪になったのです。ガレ場を這うように、何とか登り登頂しました。記念撮影もできないくらいの風でした。
南側は秋でしたが、下山方面(北側)はすっかり冬で雪が積もっていたのです。
休む間もなく、少しだけ、「降りてみよう」と下山を開始すると、吹雪になってしまい、俗に言う「ホワイトアウト」なってしまったのです。
私は、地図を見直して、近くに5分位歩いた場所に避難小屋があるのを発見して、そこを目指す事にしました。コンパスで方位を確認していたら、友人が「怖ぇー」「死にたくねぇ」「帰りてー」とかパニックを起こしたので、「うるせー」と思いっきり鼻っらを殴りました。
友人はリュックごと吹っ飛んで行きました。
その時、奇跡が起きました。吹っ飛んだ友人が雪を搔いて、ガレ場に見えた案内の赤い矢印が見えたのです。私と友人は「おおっ!」と感嘆の声をあげ、ステッキで雪を搔きながら矢印通り避難小屋に辿りつきました。(今でも秘密にしているのですが実は私はアイゼンを持っていたのですが友人の手前、履けませんでした。)
しっかりとした避難小屋だったので、風も雪も防げたので、お湯を沸かして、ラーメンを食べ、私はワイン、友人はウィスキー(瓶)を飲んで暖を取りました。
気圧の関係で、酔いが回るのも早く、友人が「オマエさっきなぐったよな?」「文句あるか?この〇〇ヤロウ」と私が言うと友人が殴りかかってきました。十数発の殴り合いの後、お互いアホらしくなってやめました。
その後、予定コースは諦め東側から元のコースに戻れる道があったので、元の道に戻る事にしました。幸い、雪も小降りになり、ボコボコの顔になりながらも無事下山できました。
けしからない話ですが、下山中もチビチビお酒を呑み、登山口近くで再度殴りあいをしたような気が残っています。
結局、温泉には入れましたが、健康ランドみたいな所に宿泊をしました。
しかし、幸運が重なり遭難はしませんでしたが、判断を間違えたら確実に遭難していたと思います。以降、私はどんな小さい山に登る時でも装備だけは怠らない事にしています。
異性でも同性でも一緒に登山すると「吊り橋効果」により、親密になれるそうです。私も結局殴り合いになりましたが、その友人とは今でも仲良しです。
それより、登った山が思い出せないです。