久しぶりの京都”上洛”ですが、あいにくの雨模様…
京都タワーも曇って見えます。
今回の京都は観光だけでなく、ちょっとした用事があっての上洛デス。
それでもせっかく来た秋の京都ですから…
しかし、紅葉にはまだ早い感じ…
!
それなら紅葉している(かもしれない)場所へ行こう!
と思い立って向かいました高雄山神護寺へ…
今回、嵐山高雄パークウェイを使って向かいます。
途中、京都市内を一望できる場所がありました!
晴れていればもっと綺麗に見えたかな…
途中、紅葉している木々がちらほらと、
嵐山高雄パークウェイ 今日の天気と、まだ紅葉には早いからか 走る車はまばらでした…
展望台から保津川くだりの船が見えました!
パークウェイの高雄大駐車場に車を止めて 急な階段を下りて いざ神護寺へ!
目の前に参道の看板と階段が現れました
最初は軽快に昇り始めましたが
だんだん階段が急になってきました…
もうそろそろかな?と思いつつ歩を進めると…
またしても長く急な階段が!
だんだん登る速度も遅くなり、息も上がり気味に
太ももも少し張ってくる感じになり 11月だというのに ジワリと額に汗が出てきました…
少々参道を甘くみていたようで後悔…
途中 「おこしやす~ 休んでいきなはれ~」 と言わんとばかりに誘惑するように 茶店が数店ありました。赤い毛氈に座って休んでいる人もちらほら…
この誘惑に”本気”で惹かれつつも、”イカンイカン”と煩悩を打ち消しつつ先を急ぐと…
見えてきました楼門!
ラストスパートの階段を登り受付へ 後で調べると、ここまで約400段ほどあるそうです。
神護寺に参拝される方は履物にご注意を!
楼門をくぐると、視界が広がり参道が続きます。
道の途中、名王堂を横目に見ながら進みます。
ようやく金堂が見えました!
周囲の木々は紅葉が進んでいました。
神護寺(じんごじ)
山号 高雄山
宗派 高野山真言宗
本尊 薬師如来
創建年 天長元年(824年)
開基 和気清麻呂
平安京造営の最高責任者であった和気清麻呂が、いまの愛宕神社の前進、愛宕山白雲寺などとともに建てた愛宕五坊の一つで、「高雄山寺」とよばれたが、天長元年(824年)河内の神願寺が高雄山寺と合併されて、「神護国祚真言寺」と称したのが始まりとの事。
その後、和気一族は、叡山の最澄や空海をこの寺に招いて活躍の場として平安仏教の発祥の地となった。
弘法大師は唐から帰国して、大同4年(809年)に入山、以来、14年間住持されたそうです。
金堂
金堂内には本尊の薬師如来の他、数々の仏像、曼荼羅がありました。
また、歴史の教科書にも出てきた源頼朝像の複製も見る事ができました。
金堂から
紅葉の進み具合、桜で言えば”五分咲き”ってところでしょうか…
”かわらけ投げ”の地蔵院へ
途中、多宝塔もありました
そして地蔵院へ到着!”高雄名物かわらけ投げ”に挑戦!
素焼きのかわらけには”厄除”の文字がありました
100円を納めると2枚頂けます。
この谷に向かって円盤投げのようにして投げるのです。
先に、かわらけ売りのお姉さん?が「割れて売り物にならないかわらけだよ」と言って投げ方の見本を見せてくれました。割れているにもかかわらず、見事にUFOかフリスビーの如く綺麗に飛んで行きました…
お見事!と関心しつつ、自分が投げる(飛ばす)と、故障したUFOのようにブレブレで失速…
意外と難しいようです。
谷の下を覗くと”失速したUFO?”… 目前に多数の”かわらけ”が落ちていました。
再び金堂前へ…
この風景、よくガイドブックに見る風景かな?
近くにある大師堂、1年に1回の大師堂特別公開中でした!
拝観料500円で板彫弘法大師像を拝観できました。今年は11月1日~7日までの1週間、本日が初日です。中に入るとお坊様から板彫弘法大師像についての説明を受けました。
高野山の弘法大師像と比べると、まだ若き頃の弘法大師のお姿だからとの説明もありました。
唐から帰国して、ここに住まい、その後に高野山を造ったのだからその通りか…
そして御朱印です。
金堂内にて頂きました。また、御朱印所には紅葉の境内を表した御朱印帳も売っていました。
そして、また長い階段を降りていきます。
今度は膝がガクガクになりつつもゆっくりと降りていきました…
神護寺… 今回、初めて参拝しましたが、長い階段を登った分だけ参拝した時の有難みが大きかったように感じました。高野山といい、今回の神護寺といい、弘法大師さまは山深いところが好きなんだなーと苦笑い。時間に余裕を持って参拝されるのをお薦めします。
最後にもうひとつ…
参道の階段を下り、終わりに近づいた頃、これから階段を登っていく観光客とおぼしき若いカップルとすれ違いました。楽しそうに話しながら登っていく女性はハイヒールを履いていました…
ハイヒールでこれからあの400段を登るのだろうか…
果たして金堂まで辿り着けるのだろうか…
この後、この2人はどうなったのだろうか…
プルプル震える足に堪えながら、余計な事をちょっと気にしながら神護寺を後にしました。